【フジテレビ】安藤優子を投入する打倒ミヤネ屋の本気度
午後のワイドショーの枠で“一人勝ち”状態の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)。業を煮やしたフジテレビの亀山千広社長は対抗すべく、ワイドショーの再開を決定した。メインMCはフジテレビ報道の顔である、『スーパーニュース』の安藤優子だ。
「社長の意気込みは凄まじいものがある」と、フジの報道局部員は話す。
「今、『めざましテレビ』と『とくダネ!』から、次々と人が引き抜かれていっている。新しく雇うスタッフももちろんいるんだけど、フジで報道や情報をしたことがない人間で固めるのはリスクが高すぎる。だから各コーナーの上のディレクターとか“いいとこどり状態”で新ワイドショー枠に人を流している。
とはいえ、既存の番組の視聴率を落とすわけにはいかないから、3か月、半年ごとに、少しずつ移動させる予定を組んでいます。さすがに『とくダネ!』の異常な高視聴率があるので、そこは崩しずらい。だから、『めざましテレビ』の方から少し多めにスタッフを移動させるみたい」
仕事のできるディレクターが抜けていく予定の『めざましテレビ』。加藤綾子アナウンサーをメインにおくも、視聴率の急落は止められない。そしてその加藤すらもフリー転向を決めたと一部では報道されている。
宮根の「フジさんも始めるらしいや〜ん」に困るスタッフ『ミヤネ屋』の恩恵にあやかりたいと、2010年に宮根誠司をメインMCに起用した『Mr.サンデー』(フジテレビ系列)。こちらも相変わらずの高視聴率。ただし、“絶好調男”宮根の放言に、スタッフは苦笑いを隠せない。
「『Mr.サンデー』の宮根さんと仲の良いスタッフは、『フジさんもお昼にワイドショー始めるらしいや〜ん』っていじられて困ってるらしい。関西ノリだからまぁ、そんなに深い意味はないと思う。いや、深い意味はないと思いたいって言ってましたね」(番組関係者)
フジのワイドショー枠は、何度も復活させては低視聴率ゆえに番組を休止。ドラマの再放送枠にあてがってきた過去がある。今度こそ上手くいくといいのだが。
(取材・文/大伯飛鳥)