クラシコで復帰期待のスアレス、バルサとの契約時は「電話で泣いた」

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 バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスが地元テレビ局『エスポルト3』の『ハットトリック、バルサ』という番組に出演し、同クラブとの契約が決まった時を振り返った。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 スアレスはバルセロナについて「娘はここで生まれ、また全てが起こった(ブラジル・ワールドカップのイタリア戦でキエッリーニをかみつき、長期出場停止処分が下された)後にクラブが僕と契約するために力を尽くしてくれた」と、そのクラブの姿勢が彼のバルセロナへの愛情の根っこにあることを語った。

 さらに同クラブとの契約交渉の間は「とても複雑な日々だった。妻と子どもたちと一緒にふさぎこみ、何も知りたくなかった。現実を受け入れ、反省し、許しを願った」と明かしており、契約が決まった時には「代理人から電話があった時は泣いた。なぜならクラブの全てのサポートがなければ契約が結ばれることはなかったから」と嬉し泣きをしたことを認めている。

 25日のレアルのホーム、サンティアゴ・ベルナベウで行われるクラシコ。その舞台がバルセロナのスアレスにとって、公式戦デビューとなる可能性が高い。

 10日にウルグアイ代表メンバーとして親善試合のサウジアラビア戦に出場したスアレスは「ウルグアイ代表でのゲームはとても良かった。とてもいいリズムでプレーできた」とコンディションの良さを明かすも「僕の準備はできているが、監督にプレーをさせてくれと頼むことは絶対にない」と続けて「(クラシコに)でプレーできなかったからって、監督に怒ることはしない。(監督の決断は)理解できるだろう」とチームを優先する意向を語った。