人間関係を改善する「ホメる技術」のポイント

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 職場や家庭、学校などでどんな人間関係を築くかは、その人の幸福度に大きく影響します、孤立したり疎まれたりするよりは、みんなに愛され好かれる方を望むのは誰でも同じでしょう。
 しかし、こういう充実した人間関係を作ることができずに悩む人が多いのもまた事実。この悩みを解決する方法を教えてくれるのが、当代きっての実業家であり、経済的な成功と人間関係の充実を両立させている柴村恵美子さんです。

■「ホメすぎかな?」と思うくらいほめる
 柴村さんは著書『斎藤一人 天が味方する「引き寄せの法則」』(柴村恵美子/著、PHP研究所/刊)のなかで、「ホメること」の重要性を語ります。
 心の中で「どうせお世辞でしょ?」と思っていたとしても、ほめられたら嬉しいのが人間。積極的に自分をほめてくれる人に悪印象を持つ人はいません。
 さりげなくほめるのもいいですが、柴村さんのオススメは“「歯の浮くセリフ」どころか、「歯が抜けるぐらいの勢い」でほめること。人は他人に対して批判的になりがちなので、過剰にほめるくらいがちょうどいいのです。
 会った人のいいところを見つけてほめつづけていれば、相手からの印象は良くなり、あなたの人間関係を良好なものにしてくれるはずです。

■ポイントは「国」「モノ」「命」
 しかし、普段からほめることに慣れていないと、なかなかうまく相手をほめられないかもしれません。
 こんな人は、手始めに「国」と「モノ」「命」の三つをほめてみましょう。
 「国」とは相手の出身地や住んでいる場所。「モノ」は相手の持ち物。「命」は命あるもの全てです。そしてほめる対象は時には自分であってもかまいません。
 とにかくたくさんほめて、ほめる癖をつけることで、違和感なく自然に相手の長所を見つけてほめられるようになってきます。

■ホメる場所が見当たらない時は…
 とはいえ、どうしてもほめる場所が見つからない時や、どこをほめ方がわからない時もあるはず。こんな時にはとっておきの言葉があります。
 それは「いい感じですね」というもの。
 抽象的なほめ方ですが、案外効果的です。
 「そのかばん、なんだかいい感じですね」「いい感じの髪型ですね」など、広く使えるこのセリフを言えば、それまで不機嫌だった人も気持ちがやわらぎ、接し方が優しくなるはず。ぜひ使ってみてください。

 ほめることで相手をいい気分にさせられれば、対人関係はどんどん活発になります。そして、対人関係が活発になれば、ビジネスやお金の話もやってきますから、経済的な成功にも結びつくのです。
 本書には「運」を味方につける生き方について書かれていますが、ほめることもその一つ。ぜひ家族や上司、同僚や友達に実践して、毎日に満足できる幸福な人生を送るのに役立ててください。
(新刊JP編集部)