ベネディクト・カンバーバッチ

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今月19日、『SHERLOCK シャーロック』のホームズ役で知られるベネディクト・カンバーバッチの38歳のバースデイにあわせてチャリティーイベントがロンドンで開かれ、名探偵のコスチュームに身を包んだホームズ愛好家が一堂に会した。同イベントは、最も多くの"ホームズ"が集まった催しとして、現在ギネス世界記録に申請中だ。

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英Digital Spyによると、同イベントはシャーロック・ホームズ・ソサエティが企画したもので、ホームズが探偵業を開業したモンタギュー街にほど近い名門大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのキャンパスで開催された。当日は子どもからお年寄りを含むさまざまな年齢層のファン113人が、工夫をこらした名探偵姿で集合し、カンバーバッチの誕生日を祝福。パイプや虫眼鏡を片手に写真撮影や抽選会を楽しんだ。

同イベントの趣旨は、ホームズの生みの親、サー・アーサー・コナン・ドイルがサリー州に建てた邸宅「アンダーショウ」の修復費用を募ることが目的だという。この屋敷でドイルの代表作のほとんどが執筆されたことから、ファンと文化人が中心となって屋敷の保存を訴えてきた。そして2年前、ようやく10年越しの訴えが実を結び、屋敷は修復を経て2015年9月に障害を持つ子どもたちのための学校に生まれ変わることになった。この運動には元文科大臣や著名ミステリー作家をはじめ、『SHERLOCK』プロデューサーのマーク・ゲイティス、2011年の映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』のスティーヴン・フライ(マイクロフト役)らが深く関わっており、『SHERLOCK』のモリー・フーパー役、ルイーズ・ブリーリーも今回のイベントをサポートするなど、各界のホームズ愛好者がジャンルの垣根を超えて手を携えたかたちだ。

また、今回のイベントが世界記録に登録されるかは1週間後に明らかになるとのこと。ホームズのコスプレ人数を申請した記録はこれまでになく、今回のギネス達成はほぼ確実だが、8月には英リーズ市にてシャーロックをテーマにした脳研究のための大規模なチャリティーイベントが開かれる予定で、今回の記録を早くも更新する見通しだ。人気シリーズ『SHERLOCK』の影響もあり、イギリスのホームズ・ブームはかつてない盛り上がりを見せている。(海外ドラマNAVI)

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