彼らは若く、そして強い。そしておそらく、少し気をそらしてしまったのだろう。ワールドカップ（Ｗ杯）優勝で、すべてのドイツ代表選手たちが節度を保っていたわけではないことは明らかだ。

ドイツサッカー連盟のヴォルフガング・ニースバッハ氏が、『Der Spiegel』の中で、Ｗ杯優勝トロフィーの一部を壊してしまったことを告白している。

「トロフィーのちょっとした一部分が壊れてしまった。だが、何も心配することはない。我々にはスペシャリストたちがおり、修復できる」

お祝いではしゃぎすぎてしまったのだろうか？　それは誰にも分からない。ニースバッハ会長も、どうしてこのようなことが起きたか分からないと明かしている。

「我々は調査をしたのだが、結果は出なかった」

つまり、誰の責任でもなく、大騒ぎすることでもないということだ。

実際、2006年にＷ杯で優勝したイタリア代表でも、同じことが起きている。ファビオ・カンナヴァーロ氏が『Sportweek』で明かしたもので、チルコ・マッシモに到着したとき、トロフィーは真珠の土台がなかった。飛行機の中で外れてしまったのだ。

その後の2010年大会、2014年大会におけるイタリア代表の結果を見ると、これは幸運をもたらさないことなのかもしれない。だが、ドイツの人たちは、トロフィーを修復すると話しているので…。