浴室乾燥機、どのくらい使ってますか?

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憂うつな梅雨の時期の到来である。例年のことながら気がめいる。とくにワイシャツに袖を通したとき、カラッと乾いていないこと、臭いの嫌な感じ。結局、電気代が半端ではない乾燥機を使うしかないのだが……。
そんな悩ましい状況の人たちへアドバイスをしてくれるのが、電気式の浴室乾燥機シェア50%以上を占めるマックス社だ。

そもそも、浴室乾燥機を持っていないという人も多いと思うので、参考までに設置するための値段がどのくらいか聞いてみた。
「浴室乾燥機の値段はオープン価格なので一概に言いにくいのですが、一般的なタイプで12万円くらいです。ただし、設置費用は別の業者の仕事なので料金はまちまち。また、天井に穴を空けたりするのでエアコンを設置するくらいの手間と料金はかかると思います。なので、最低でもトータルで15万円くらいあれば設置できるでしょう」(マックス社)

では、電気代は……。
「浴室暖房・換気・乾燥機『BS-151H』の衣類乾燥の電気代は標準モード、衣類5キロで約88円※1です。衣類が少量で時間に余裕がある場合は省エネタイプの風乾燥モードだと衣類2キロで約20円※2となります」(同)
電気代が20円ですむなら、どんどん使いたくなるなぁ。

「浴室暖房・換気・乾燥機は衣類乾燥以外にも浴室を清潔に保つ浴室換気機能や入浴時のヒートショックを低減する浴室暖房機能を備えています。衣類乾燥では、ハンガーに掛けたままで衣類を乾燥させることができ、洗濯しわが低減できます」(同)
なるほど、浴室乾燥機っていろいろ使い道あるわけですね。

とくに梅雨時期、浴室乾燥機の使い方のポイントはあるのだろうか。
梅雨時期の浴室内はカビが発生しやすい環境にあるので、換気に加えてプラズマクラスターイオンを放出することでカビの発生を抑制することです(『CXモデル』対応)」
「フィルターをこまめに掃除することも大事です。衣類の綿ぼこりが付きやすい環境で使用するためで、月イチくらいの割合で掃除したほうが良いでしょう」
カビ防止や乾燥機を効率的に使うため、浴室の換気と水滴の拭き取りなどをこまめに行うことが大切なようだ。

ところで、たびたび話の中に出てきた『BS-151H』だが、常温の風と温風を組み合わせて衣類を乾燥させることで、従来より電力を7〜8割減らし、乾燥時間の短縮も実現したそうだ。これはすごい!
「従来の浴室暖房・換気・乾燥機では温風が直接当たる衣類の乾燥が早く、逆に温風が当たらない両サイドの衣類が乾きづらい傾向にありました。そこで、『BS-151H』では温風に対して垂直に風を流すサイドブロー機構(関連写真参照)で、温かい空気をかくはんし、衣類にまんべんなく温風をあてることで乾燥時間を短縮することができました」

今や新築での普及率がマンションで8割、賃貸6割、戸建4〜5割にも達しているという浴室乾燥機。梅雨だからこそ、上手にフル回転させたいアイテムなのである。
(羽石竜示)

※1 乾燥時間約3時間、浴室1616タイプ、浴室周辺温度20℃、浴室周辺湿度60%、
1kWh=27円(税込)
※2 乾燥時間約6時間、浴室1616タイプ、浴室周辺温度20℃、浴室周辺湿度60%、
1kWh=27円(税込)