「USBデスクファン(低騒音ファン)」(良品計画)。限定ブルーモデル

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夏場、パソコンでの作業中にはUSB卓上扇風機がとても活躍する。キーボードやマウスの操作で両手がふさがっているので、扇子やうちわで扇ぐことできないから……。

だが、たとえUSB接続で卓上サイズでも、涼しく感じるだけの風量がありつつ、風きり音の静かなものが欲しい。そこで、この両方の欲望をかなえてくれそうなアイテムを見つけたので早速レビューしたい。

それはおなじみ「無印良品」ブランドの中にあった。「USBデスクファン(低騒音ファン)」(良品計画)というもので、商品名の中にしっかり「低騒音」をうたっているのが何とも頼もしく、分かりやすい。高さ14センチほどの小ささだが、羽根が入った部分がかなり厚みがある。で、よく見ると、羽根が二重になっているのだ。

これにより、涼しくなるだけの風量を確保しつつ、静音を実現している。でも、本当かなぁ〜。あと、幸いにして7月1日までの期間限定で、価格が2250円(税込、10%引)に、さらに限定カラーとしてブルーとピンクの2種類が用意されていた。好みがわかれるところだが、筆者はやはり涼しげなブルーモデルをチョイスした。

残念ながら、首振りはしないものの、30度まで手動で上向きに切り替えられるほか、風量が強弱の2段階から選べる。あと、細かいところだが、台座の裏にゴム滑り止め足が付いているのもうれしい。さすが、無印良品である。

さて、まず肝心の風量だが、強モードは予想以上に風量が強く、真夏の部屋で使用しても十分な感じ。さすがに風切り音がまったく気にならないというレベルではないと感じたが、注意してその程度なので、集中を妨げるほどではないだろう。

弱モードはそよ風のようなやさしい風で、音もかなり静かだ。これなら、風切り音は気にならない。ちょっと暑くて風が欲しい作業中はこれでオッケーだろう。ちなみに商品説明には、騒音レベルは強モードで34dB、弱モードで26dBと書いてある(図書館内で40dB程度)。

最後に、デザインだが、とても上品でシンプルという印象。限定カラーの淡いブルーがデスクの空間によくマッチする。惜しむらくは、USBケーブルもホワイトではなく同様にブルーにしてくれるとなお良かった。

以前に、パソコンの冷却ファンを取り換えて、静音化を実現した。冷却ファンの風切り音もかなり耳障りなのだ。なので、たかがUSB卓上扇風機と侮るなかれ。騒音が気になってはせっかくの涼しい風も台無し。その点をしっかり確認して選んだほうがいいだろう。
(羽石竜示)