「サーモン&クリームチーズ&ベジタブル」(630円税込)
高さが10cm近くもある!

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近ごろ、ボリュームのあるサンドがはやっている。今年春にはロッテリアが「進撃の巨人」とコラボレーションして「タワーチーズバーガー(10段)」を発売。5月にはマクドナルドが伝説の「メガマック」を復活させるなど、食欲とチャレンジ心をそそるメニューが次々登場しているのだ。

ファストフードだけではない。日本最大のベーグル専門店「BAGEL&BAGEL(ベーグル & ベーグル)」が、6月30日より期間限定で発売する、オリジナルタワーベーグルサンド「サーモン&クリームチーズ&ベジタブル」は、“ボリューミーなのにヘルシー”をウリにするちょっと異色のタワーサンド。

一足先に試してきたので、早速レポートしよう。まず、ひと目みたとき、思わず口を出たのは「かわいい!」というセリフ。高さは10cm近くもあり、ボリューム満点なのだが、色鮮やかな具材や上品な盛り付けのせいか、ボリュームよりも見た目のキュートさにテンションが上がった。

イートインの場合、皿にのって出てくるが、食べるときはバーガー袋に入れて食べる。途中でくずれる心配もないし、さりげなく口元も隠せるから、女性も安心。早速私もガブリとかぶりついた。うっ、うまい! 

ベーグルは3段になっており、上段はサーモンとクリームチーズ、タマネギのスライス。実はこれ、ROX(ロックス)と呼ばれ、ベーグルサンドの中身としては鉄板の組み合わせ。ベーグルの本場ニューヨークでもおなじみだ。サーモンの塩味と旨味、それにチーズやケッパーの酸味が絶妙にマッチし、ベーグルにもよくなじむ。同店でも従来から、上段の部分は「サーモン&クリームチーズサンド」として販売していたが、今回はそれに下段の新鮮野菜をプラス。グリーンカールとトマトをたっぷり挟むことで、すっきり感が加わり、ボリューミーなのに食べ飽きないテイストが完成した。ちなみにベーグルは従来の約1.5倍の重さの特注サイズを使っているそうだ。

ベーグルは、もっちりした食感で、かみごたえがあるので、どうしても食べるのに時間がかかる。それゆえに食べ終えたときの満足感は相当高い。また、普通のパンと違ってポロポロとこぼれないので食べやすいのもうれしいところ。そして気になるカロリーは、なんと521kcal! この満腹感を考えると、ちょっと信じられないくらいだ。

同店を運営する株式会社ドリームコーポレーション広報の富永さんに話を聞いた。
「これまでのベーグルサンドだと、ランチとして食べるには少し量が足りないという声が、女性からもありました。そこで、食べごたえがありつつも、カロリーを控えたタワーサンドを開発したんです」
そもそもベーグルの原料は小麦と水と塩だけなので、普通のパンに比べるとカロリーは控えめ。個人的には、バターやタマゴなどを使っていないせいか、たくさん食べても胃もたれしづらい気がする。
「最後まで飽きずに食べてもらえるよう、材料にも工夫しています。野菜もレタスでなく、グリーンカールを使っているのは、小麦の味が強いので、それとの相性を考えて選びました。クリームチーズも当店用のオリジナルです」

なお、カロリー度外視、ボリューム重視の人は、もう1種のタワーベーグルサンド「BIGグリルハンバーグ&ベジタブル」をどうぞ。こちらは150グラムのグリルハンバーグとチーズをサンド。やわらかなハンバーグは旨味たっぷりで、大満足の一品。男性にもオススメだ。

2種のタワーベーグルサンドは、いずれも6月30日(月)〜7月27日(日)の期間限定販売。全国のカフェ併設店舗で味わえる。同店で味わえる京都の小川珈琲の香り豊かなコーヒーとも相性抜群だ。もちろん、テイクアウトもできる。

ちなみに「BAGEL&BAGEL」では、5月19日から「MY BAGEL LIFE」をテーマに、ベーグルのラインアップを刷新。これまでにないフレーバーや懐かしの復刻フレーバーが続々登場。夏には「スイカ」などユニークなフレーバーも店頭に並ぶ。タワーサンドと合わせてチェックしてみては。
(古屋江美子)