間違ってません。こういう傘です。

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もう、梅雨始まってますか? そうでしたか。だって、雨が多いですもんね。この前なんか雨風が強すぎて、傘が裏返っちゃったりして。アタマ来て傘を放り投げて、「こっちの方がラクだ」とか言ったりして(もちろん後で拾いました)。いや、でも、あなたズブぬれですから……。

ちょっと、待て。朗報、来ました。「アッシュコンセプト」によるオリジナルブランド「+d(プラスディー)」が今年の2月より発売している『アンブレラ(Upside Down Umbrella)』が、ちょっとイイんです。

では、動画をご覧ください。……おわっ、まさにアップサイドダウンしてるじゃないですか!

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でもコレ、元からなんです。わざとやってる。じゃあ、なんでこんな事をしているの? いや、逆さまにすると、以下のようなメリットが生まれるらしいんです。
●傘を差しやすい
●自分の服や荷物、また混雑した電車内などでは人をぬらさず、迷惑をかけずに済む
 (傘を閉じた時、ぬれた面が内側になるので)
●傘立てなしでも自立する
 (傘を閉じた際、骨が下になるので)
●強い風が吹いても、傘が裏返ったり壊れたりしにくい
 (内側から風であおられても、この傘なら方向的に閉じるだけなので)

しかし、あまりにも風変わりだな……。
ちなみにこの傘を開発したのは、デザイナーの梶本博司氏。
「梶本さんが学生時代、電車の中でぬれた傘を見てビビビっとひらめいて考案した傘です」(同社・担当者)
なんと、開発には数十年を要したとのこと。苦心の末の完成だが、ここまで長くかかったのには理由がある。最も苦労したのは「なかなかこのような傘を作れる職人が見つからなかったこと」だそうだ。

そんな『アンブレラ』の価格は、9,000円(税別)。同社のウェブサイトか、同社直営店「KONCENT」(東京都台東区)にて購入できます。

「洋服をぬらす心配がなく、ストレスがなくなったという声を頂戴します。また自立に関しても、電車内で座っている際やATMなどでちょっと傘を置きたいとき、倒れる心配がないのがとても良いようです」(担当者)

逆さまにすると、とても良かったですか! ナイスひらめきだ。
(寺西ジャジューカ)