日本人選手は軒並み平均点、内田は評価分かれる…独メディア採点

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 ドイツの各地元メディアは、22日と23日に行われたブンデスリーガ第13節及びブンデスリーガ2部第15節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 フランクフルト戦でゴールを誘発するクロスを上げたシャルケの日本代表DF内田篤人については「攻撃参加を見せたが効果は乏しかった」と評価するメディアと、「ファルファンがいることで“ウッシー”も強くなる」と伝えるメディアがあった。その他の日本人選手は軒並み平均的な評価となっている。

 採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

内田篤人(シャルケ)
対フランクフルト戦(3−3△) フル出場
『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4
寸評:(オウンゴールを誘った)先制点は彼(の得点)にカウントされるもので、強い意志がもたらしたものだった。14分、この日本人選手が上げたクロスをヨハネス・フルムが頭でクリアすると、ボールはゴールへと吸い込まれた。勇気ある攻撃参加を見せたが効果は乏しかった。

『RevierSport』
採点:3
寸評:ヨハネス・フルムが自陣ゴールへと反らした内田のクロスが、シャルケに奇妙な先制点をもたらした(14分)。尋常でない運動量をこなした。守備でも非の打ちどころがない出来。いつものことながら、ジェフェルソン・ファルファンがいることで“ウッシー”も強くなる。

長谷部誠(ニュルンベルク)
対ヴォルフスブルク戦(1−1△) フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:最初の30分間は豊富な運動量でプレーしていたが、その後は苦しい状況に。ハーフタイム直前にペナルティーエリアの境界から撃ったシュートがわずかに外れたのは不運だった。

清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ヴォルフスブルク戦(1−1△)先発出場、64分交代
『Sportal.de』
採点:4
寸評:代表戦で少し疲れて戻ってきたが、当初はそのことを感じさせず。序盤はマイボールにも、相手のボールに対しても非常に動きが良かった。ニュルンベルク最初の決定機となるヨシップ・ドルミッチのミドルシュートへのパスは見事だった。試合が進むにつれ体力が消耗し、開始から1時間後の交代は納得のいくものだった。

細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対レヴァークーゼン戦(0−1●) フル出場
『Berliner Zeitung』
採点:なし
寸評:この小さな日本人は、いつものように闘志をむき出しにし、ボールにも非常によく絡んだ。再三にわたってレヴァークーゼンの攻撃の芽を摘み取った。たまに、いくつかのミスパスがあった。

■田坂祐介(ボーフム、ブンデス2部)
対ビーレフェルト戦(2−0○) 先発出場、54分交代、1得点
『Revier Sport』
採点:3
寸評:まだまだ好調時には及ばず、いくつもの不用意なボールロストもあったが、彼のダイナミズムは2部リーグのスタンダードをしのぐものだ。今季2得点目のゴールで、再びプラスポイントを稼いだ。