そしてどうしてもやりたかったことの一つが、キャストが歌って踊る“美水商事の社歌”です。

このドラマは、はじめはおじさんだらけの会社にヘコんでいたカナが、おじさんたちと仕事をしていく中で、おじさんたちを好きになり、会社が好きになっていくというカナの心境の変化を描いていますが、それが“美水商事の社歌”の描写にも隠されています。

さらに、毎朝歌われる“社歌”は社員たちの気持ちのバロメーターにもなっていて、その歌い方によって、誰かが元気がなかったり、大事な会議の前でみんなの気持ちが高ぶっていたりなど、そんなことも表現されています。ぜひ、全話に登場する“社歌”にも注目してご覧ください。

それと、OLカナのダンスのかわいさはもちろんですが、おじさんたちのダンスもとてもかわいらしいので、そういう意味でもお楽しみください(笑)。

撮影後、青木役の八嶋智人さんが“デフォルメされたリアリティ”とおっしゃっていたのですが、まさにその通りで、どこかにありそうで、こんな会社が本当にあったらいいなと思えるような、ドラマになっていると思います。おじさん世代も、カナ世代もみんなが気軽に楽しめるドラマです。YouTubeでも無料で視聴できるコンテンツがありますので、ぜひ、そちらもあわせてご覧いただければと思います。