実りの秋!体質別おすすめフルーツ・4選

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秋は果物が豊富に収穫される実りの季節です。伝統的な東洋医学をベースに、秋のはじまりに元気で綺麗になるための体質別おすすめフルーツをご紹介します。体内に潤いが足りないタイプの人・余分な水分が溜まっているタイプの人・血液不足なタイプの人・体に熱が籠るタイプの人、この4種類の見分け方もご紹介しますので、自分の体質に合わせて薬膳的効能でチョイスしましょう。

■1.林檎 

「お腹の調子がすっきりせず、下痢や便秘を繰り返しがち」、「慢性的に食欲が湧かない」…そんな方は体内に余分な水分が溜まっているタイプ。このタイプには林檎がおススメです。他にも体力を回復したい方、中性脂肪やコルステロールの抑制をしたい方や、寝汗がひどい方にも効果アリ。林檎が体内の水分バランスを整え、余分な水分は排出する手助けをします。「一日一つの林檎を食べていれば医者いらず」とはまさにこのことです。※有効成分 リンゴ酸、クエン酸、カリウム、皮にはペクチン、リグニンなど

■2.梨 

「喉が渇きやすく、飲み物を手放すことができない」、「エアコンなどで肌が乾燥しがちで、踵がひび割れてしまっている」…そんな方は体内に必要な潤いが足りないタイプ。このタイプには梨がおススメです。他にも喉の痛みや声枯れ、咳、胸や喉のつかえを感じる人の体に必要な潤いや水分を補ってくれます。梨はまさに「食べる化粧水」と言っても過言ではないのです。※有効成分 アスパラギン酸、カリウム、リンゴ酸、クエン酸、ビタミンC、ブドウ糖など

■3.葡萄 

「貧血気味でぐっすり深く眠ることができず、夜中に目を覚ましがち」、「パソコンなど目を酷使する仕事をしていて慢性的に眼精疲労がある」…そんな方は体に必要な血液が不足しているタイプ。このタイプには葡萄がおすすめです。血液を補うことで筋肉疲労や動脈硬化を予防する効果もあります。葡萄は栄養価の高さから「畑のミルク」と呼ばれています。赤ワインを飲んでいるつもりで葡萄ジュースを飲むのもいいでしょう。※有効成分 アントシアニン、酒石酸、クエン酸、ビタミンA、タンニン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛など

■4.柿 

「口の中が渇きやすく、口内炎になりやすい」、「お酒を飲んだ次の日はお腹を壊しがちで、二日酔いも治りにくい」…そんな方は体に熱が籠りやすいタイプ。このタイプには柿がおススメです。また、風邪をひいて発熱した時にも柿を食べることで、体に溜まった熱を尿として追い出してくれます。「柿が赤くなれば医者が青くなる」という言葉もあるほどです。※有効成分 ペクチン、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、カロテン、カリウム、シブオール、アルコールデヒドロゲナーゼ、クリプトキサンチン、タンニンなど 

■おわりに

いかがでしたか?季節の変わり目に自分の体質にぴったりなフルーツを食べることで、元気で綺麗になることができます。でも、食べ過ぎはダメ。他の食べ物とのバランスを考えて、程よくフルーツを楽しんでくださいね。

(マダム晴子/ハウコレ)

Image courtesy of Pixomar/ FreeDigitalPhotos.net