『半沢直樹』江島副支店長、今だから言える裏話「そこには″本物″があった」
堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』の最終回が22日に放送されたことを受け、「大阪西支店」編で東京中央銀行大阪西支店の副支店長・江島浩を演じた宮川一朗太が、ブログに撮影秘話をつづった。
宮川はまず、「こんなことは人生最初で最後、と40%超えを祈っていましたが…42.2%!!」と最終話が関東地区で平均視聴率42.2%を記録したことを報告。「もうね、しばし感動でしたよ」と心境をつづり、「スタッフ・キャストのみんな、おめでとうそして観てくださったすべての皆さん、ありがとう」と感謝の言葉を伝えた。
そして、「では裏話(?)をひとつだけ」という書き出しから、「このドラマでは堺君を中心に、相手へ顔をグ〜ッと近づけて芝居をするシーンが結構ありました」とコメント。「あまりにも近すぎて『小木曽次長とキスするかと思いましたよ…』って中西(英治)役・中島(裕翔)君が言ったぐらい(笑)」と撮影シーンを振り返り、「でもこれ、普通のドラマだとまずNGなんです。あまりにも近いと顔を照らす照明を隠してしまい、相手の顔に影が出来てしまうから」と解説した。
さらに、「でも『半沢』では『それがどうした!』って感じでしたね。実際オンエアを観ても、接近の場面では何度も影ができてます」と説明し、「それでも芝居をやめなかった役者、撮影を続けたスタッフ。撮影の初日から感じましたが、確かにそこには"本物"がありました」。宮川は万感の思いを込めて、この日のブログをこう締めくくった。「ホント、こんな作品に関われて幸せでした。『半沢』ありがとう」
同作は作家・池井戸潤氏の『オレたちバブル入行組』を原作とする第1部「大阪西支店」編と、『オレたち花のバブル組』を原作とする第2部「東京本店」編で構成されたドラマ。バブル期に入行した銀行員・半沢直樹を主人公に、銀行の内外に現れる敵や組織と闘う姿を描いた。