店入れぬボーカルだけ路上LIVE、年齢制限ルール守りながら公演強行。
バンドを組んでいるなら、一度は立っておきたいライブの舞台。日頃培った自分たちの腕で観客が盛り上がるさまを眺めるのは、バンドマンとしてこの上ない快感を味わえるものだ。そんな晴れ舞台を目の前にしていた米国のある4人組バンドは、先日、年齢制限に関する店のルールを知らなかったがために、ボーカルが会場に入れない憂き目に遭った。しかしそれでも諦めきれなかった彼らは、ボーカルがルールを守りながらも意地の行動で参加し、ライブを強行。そのときの様子を紹介した彼らの動画が話題を呼んでいる。
米紙フィラデルフィア・インクワイラーやニューヨーク・デイリーニュースなどによると、このライブを行ったのは、主にミシガン州を拠点に活動している「ウェイン・スザリンスキー」という若い男性4人組のバンド。昨年から数枚のアルバムを発表するなど精力的な活動を行っている彼らは、8月からミシガン州内を巡るライブツアーをスタートさせていた。ところが先日、大都市シカゴでライブを行うべく会場のバーへとやって来た4人は、店の“ルール”にそのときになって初めて気付き「ショックを受けた」そうだ。
21歳未満の飲酒を禁じている州がほとんどの米国なら当たり前かもしれないが、そのバーが掲げていたのは、「21歳未満の入場お断り」というもの。しかし、ライブばかり考えて年齢制限があることまで頭が回らなかったのか、彼らは店に来て初めて、バンドで唯一20歳のボーカル、アンディ・ミラッドさんが会場に入れない事実を把握した。
メンバー全員が舞台に立てないのならば、ライブの中止も考えざるを得ない――となるところで、4人は何とかアイデアを絞り出し、ルールを守りながらもライブができるように準備を進めた。
そして敢行されたライブの様子を紹介したのが、彼らが8月3日付でYouTubeに投稿した動画「"This City's Been Hard on Me"」http://www.youtube.com/watch?v=4QGnVuTiLkY)。ステージに立ったのは店に入れる21歳の3人で、ミラッドさんが不在のまま演奏が始まる。そして問題のボーカルはというと、店の入り口にマイクを立ててギターを弾きながら歌い、中から聞こえてくる仲間の演奏に合わせて“路上パフォーマンス”しながらの参加。彼の歌声とギターの音は店の中のスピーカーやアンプに繋げられたため、店内の観客たちには問題なくバンド全員の演奏を聞かせられたそうだ。
盛り上がる店内をよそに、一般人を前に1人で路上に立ってライブを行ったミラッドさん。知らずに店の前を通りかかった人たちからはさまざまな視線やカメラを向けられたそうだが、自分の姿を不思議そうに見てくる通行人の顔を見るのは「面白かった」と、意外に楽しんでいたようだ。
投稿した動画も一部メディアで紹介されて、68万回(8月20日現在)の再生回数を記録するなど話題を呼んでおり、苦肉の策にも見えた彼らの“奇妙なライブ”は、結果的に大成功だったと言えるのかもしれない。
21歳未満の飲酒を禁じている州がほとんどの米国なら当たり前かもしれないが、そのバーが掲げていたのは、「21歳未満の入場お断り」というもの。しかし、ライブばかり考えて年齢制限があることまで頭が回らなかったのか、彼らは店に来て初めて、バンドで唯一20歳のボーカル、アンディ・ミラッドさんが会場に入れない事実を把握した。
メンバー全員が舞台に立てないのならば、ライブの中止も考えざるを得ない――となるところで、4人は何とかアイデアを絞り出し、ルールを守りながらもライブができるように準備を進めた。
そして敢行されたライブの様子を紹介したのが、彼らが8月3日付でYouTubeに投稿した動画「"This City's Been Hard on Me"」http://www.youtube.com/watch?v=4QGnVuTiLkY)。ステージに立ったのは店に入れる21歳の3人で、ミラッドさんが不在のまま演奏が始まる。そして問題のボーカルはというと、店の入り口にマイクを立ててギターを弾きながら歌い、中から聞こえてくる仲間の演奏に合わせて“路上パフォーマンス”しながらの参加。彼の歌声とギターの音は店の中のスピーカーやアンプに繋げられたため、店内の観客たちには問題なくバンド全員の演奏を聞かせられたそうだ。
盛り上がる店内をよそに、一般人を前に1人で路上に立ってライブを行ったミラッドさん。知らずに店の前を通りかかった人たちからはさまざまな視線やカメラを向けられたそうだが、自分の姿を不思議そうに見てくる通行人の顔を見るのは「面白かった」と、意外に楽しんでいたようだ。
投稿した動画も一部メディアで紹介されて、68万回(8月20日現在)の再生回数を記録するなど話題を呼んでおり、苦肉の策にも見えた彼らの“奇妙なライブ”は、結果的に大成功だったと言えるのかもしれない。