列車の中に“ライブキッチン”、食を楽しむJR東日本の特別な観光列車。

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JR東日本が東北への旅行活性化を目的として、今秋以降に八戸線で運転を予定している観光列車「Tohoku Emotion」。そんな特別な列車の“食”に関する情報が公開された(http://www.jreast.co.jp/tohokuemotion/)。

「Tohoku Emotion」のメインコンテンツとなる“食”については、東京・銀座「アロマフレスカ」オーナーシェフの原田慎次氏と、岩手県奥州市「ロレオール」オーナーシェフの伊藤勝康氏がメニューを監修。運行開始当初の半年を原田シェフ、次の半年を伊藤シェフが担当する。また、季節に合わせたメニューの変更も予定しており、2度目、3度得の乗車でも楽しめる仕掛けだ。

列車内空間には、かつて「amadana」のデザインを担当していたことでも知られる、インテンショナリーズの鄭秀和氏を起用。岩手県久慈の「琥珀」や、青森県の「こぎん刺し」のほか、東北地方に広がるさまざまな伝統や技術・素材をモチーフとして採り入れる予定だ。

「Tohoku Emotion」は、キハ110系車両を改造した3両編成で、1号車はコンパートメント個室車両(定員28人)、2号車はライブキッチンスペース車両、3号車はオープンダイニング車両(定員20人)となる。運転日は臨時列車として、土休日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始期間を中心に年間150日程度を予定。