出世しそうな人の特徴とは?

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出世する人と仕事ができる人は同じなのでしょうか。それとも出世と能力は別なのでしょうか。マイナビニュース会員の皆さんにアンケートで聞いてみました。

調査期間:2013/03/06〜2013/03/12
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 943件(ウェブログイン式)


■共通点は、「要領のよさ」、「観察眼」、「人の気持ちをくみ取れる」

「出世する人と仕事ができる人の特徴は同じ、あるいは共通項があると思いますか?」という質問に対して、

はい……410人(43.5%)
いいえ……533人(56.5%)
という結果になりました。

まずは、「はい」と答えた人の理由から見てみましょう。

「仕事ができることも、出世することも要領の良さが必要だと思う。テキパキ仕事をして、効率よく成果を出すことで上司に評価されるから」(24歳/女性)
「どちらも人の気持ちをくみ取れる人。出世する人は、上司の気持ちをくみ取り動き、仕事ができる人は、お客様の気持ちをくみ取れる」(29歳/女性)
「自分の言動に自信を持っている人。心の強い人。どんなに打たれても、へこたれず努力をするから」(37歳/男性)
「観察眼は共通しているように思う。例えば、仕事でどんなことが必要なのか観察する力、あるいは相手が求めるものを察する力は、上司の機嫌を取るときにも必要だと思う」(25歳/男性)
「仕事ができる人はだいたい、段取りも良くて多くの仕事をこなせる能力が高いし、また、人付き合いもうまい人が多く、上の人にもいろいろな面が認められそうだから」(31歳/男性)
と、多種多様な共通点が挙げられました。どれも納得です。

出世と能力を同じと考える人からは、次のような特徴も寄せられました。
「人への感謝の気持ちを忘れない」(26歳/男性)
「人の悪口を言わない」(27歳/男性)
「机がきれい」(29歳/女性)
「字がきれい」(32歳/女性)

中には、
「仕事ができるからこそ出世するのだと思う。争いに勝つことも仕事のうちかも?」(30歳/女性)
という声も。上を目指して競争するのも仕事の一つだということのようです。

人脈、運、コネ……出世の要素は、仕事ができることとは別

続いて、「いいえ」と答えた人の理由です。

「仕事はできなくてもずる賢く立ち回って、出世する人はいっぱいいると思うから」(24歳/男性)
「仕事ができても、出世は別の要素だと思う。人脈とか、運とか、コネとか……」(38歳/男性)
「出世する人は仕事を選ぶが、仕事ができる人はなんでもできてしまう」(45歳/男性)
「仕事ができる人は周囲から嫉妬されて、必ずしも出世できるとは思わない」(30歳/女性)
「会社やそのときの上司によって左右されると思うから」(27歳/女性)
など、特に上司や同僚、人脈といった周囲の環境を要因に挙げる声が多く寄せられました。

また、
「なぜこの人が管理職に? と思う人もごく少数いて、不思議でたまらないので」(27歳/女性)
「実際、仕事はできるのに上に行けず、首をかしげる人が上に行く例も多いから」(52歳/男性)
など、実体験に基づく意見も。

出世と仕事の能力の違いについて、
「出世する人は、社内コミュニケーションにもかなり力を入れているように見えます。仕事ができる人は、成果はきっちり出しているように見えますね」(42歳/男性)
「出世する人は、ほかとの兼ね合いもあるので、特に人間関係を築くのが上手い人。他方、仕事に関しては、人間関係はさておき、効率よく時間を使い自分自身を管理できる人だと思う」(41歳/男性)
「出世する人は、上から目を付けられる人。仕事ができる人は知識と思考力があり分析ができる人」(29歳/男性)
と、客観視する声は参考になります。

出世する人、仕事のできる人の特徴を探っていると、仕事に欠かせない要素が見えてくるかもしれません。皆さんはどのように考えますか?

(岩田なつき/ユンブル)