行ったお店、行きたいお店を友だちや嗜好の合う人と共有して【自分だけのお店リスト】を作れる、最近話題の「Retty(レッティ)」を運営するRetty株式会社。
既に10万人以上が登録利用している同サービスだが、どのような広報・PR活動を行っているか、その実態を探ってみた。

「世界共通のニーズを事業とする」「事業化のタイミング」「日本発のサービス」

「Retty」は信頼できる友達などの人からオススメのレストランを探すことが出来る、実名型グルメ検索サービスだ。これまでにも色々とグルメ関連サービスはあったが、これらは店舗側から発信された情報だったり、不特定多数の人によるランキングを基に探したりするものだった。しかし「Retty」は友人や信頼できる人、つまり趣味・趣向が合う人を介してレストランを探すことが出来るのが大きな特徴だ。

同社代表の武田和也氏は、起業するにあたり何を事業にするかを検討するために、1年間サンフランシスコで過ごすことにした。そして、インターネットビジネスの最新事情をいち早くキャッチして体感しながら考えた数十のアイディアの中から最終的に「世界共通のニーズを事業とする」「事業化のタイミング」「日本発のサービス」この3点を決め手に実名型グルメサービスに行き着いた。

◆「日本発のサービス」
起業を志したのは、金儲けが目的ではなく、世の中にインパクトを与えたいというのがそもそもの想いであり、そして日本が世界に誇れる分野で、海外からの輸入ではなく日本発のサービスを創りたいと考えていた。そうした中で日本食が海外で受け入れられているように“食”は日本が世界に誇れる分野と言えるので、“食”をテーマにした日本発のサービスを手掛けようと決めた。

◆「世界共通を事業とする」
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