企業風土や企業文化といった目に見えないもの、仕事や人を取り巻く環境や空気のようなものをも
マネジメントしていく時代だと言われて久しい。
企業風土も企業文化も、会社内の雰囲気といった意味合いで混同して使われているように思う。
以下に、自分なりの定義を試みてみたい。

仕事のサイクルを上手に回していくことを考えるだけではなく、
企業風土や企業文化といった目に見えないもの、仕事や人を取り巻く環境や空気のようなものをも
マネジメントしていく時代だと言われて久しい。
文字通り目に見えないだけに、なかなか決定打が見出せず四苦八苦している経営者が多いのが実情である。

そもそも、企業風土と企業文化という言葉の定義すら曖昧である。
企業風土も企業文化も、会社内の雰囲気といった意味合いで混同して使われているように思う。

以下に、自分なりの定義を試みてみたい。

「企業風土」とは?
職場の人間関係のあり方、職場の温度といった、社員一人ひとりから見た労働環境のこと。
職場の人間関係とは、いわゆる風通しといった上下の意思疎通の取り易さや、
誉める叱るなどのコミュニケーションの傾向のことであり、
職場の温度とは、挑戦的な目標に自律的に挑んでいるか否かといったような
仕事に取り組む姿勢の共通点のことである。

「企業文化」とは?
企業が継続的に業績を上げていくための、経営戦略の実行の仕方や、
目的達成のためのプロセス上の各種のルールやしきたりのこと。
中長期の計画があるのかないのか。
PDCAの回し方がしっかりしているのかそうではないのか。
目標の立て方がトップダウンであるのか、ボトムアップであるのか。
目標の達成状況や業務の進捗確認のための会議の仕方はどうか?
等々。

このように分けて考えると、企業風土は社員のやる気やエネルギーに影響を与えることができるが、
業績を上げる方法に直接影響を与えるものではない。

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