日本人でよかったと思う瞬間とは




旅先で、日常生活で、何かのニュースに触れたときや何気ない瞬間になど、「日本人でよかった」と感じたことはありませんか。マイナビニュース会員の皆さんにアンケートで聞いてみました。





調査期間:2012/10/10〜2012/10/14

アンケート対象:マイナビニュース会員

有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)



■四季、温泉、ごはん、言葉の奥深さ





「日本人でよかったと思う瞬間はありますか? 」という質問に対し、「はい」と答えた人は732人(73.2%)と、70%を超えました。そう思う瞬間について聞いてみましょう。





「事故で電車が遅れても、特にもめることなく平然と復旧を待っていられること」(40歳/男性)



「忘れ物や落とし物を拾って届けてくれる人がいる」(24歳/男性)



「道をたずねたとき、たいていの人が親切に教えてくれる」(47歳/男性)



「細い道ですれ違うときに、どちらともなく道をゆずる精神」(29歳/男性)



いつも自然なふるまいとしてこうありたいものだ、と思うことが並びます。





「日本語の繊細さを感じるとき。用件が伝わるだけではない、きめ細やかさ」(50歳/男性)



「方言や敬語などの独特の言葉がある」(25歳/女性)



「言葉の奥深さ。英語では"I"としか言わない一人称も、日本語では『私』、『あたし』、『俺』、『僕』、『わい』、『わ』などたくさんの言葉がある」(26歳/女性)



と、日本語の魅力を挙げる人も。





四季を借景に、日常生活のふとした瞬間に感じ入る人も多いようです。



「雪景色を見ながら露天風呂につかるとき」(46歳/男性)



「桜や花火の散り際をきれいだと思える」(25歳/女性)



「畳敷きの部屋でゆっくりする瞬間」(27歳/男性)



「四季があるので、いろいろな風景や食事が楽しめるところ」(24歳/女性)



「寒い日にみそ汁やうどん、鍋などを食べたとき」(37歳/男性)





世界から注目されている日本の食文化にも思い入れがあります。



「すしやすき焼き、しゃぶしゃぶなどおいしい料理がたくさんある」(23歳/女性)



「魚を生で食べることを当然のように思っているとき」(45歳/男性)



「だしの香りにそそられたとき」(31歳/女性)



「日本酒をしみじみ飲んでいるとき」(34歳/女性)



なかでも、



「お米がおいしい」(24歳/女性)



「日本食の繊細さ、多様さ、栄養バランスのよさ、おいしさ、ヘルシーさなどを再確認したとき」(30歳/女性)



と、75人(7.5%)が白米や和食の味わいを強調します。





また、海外へ出掛けたときに日本のよさが身に染みることも。



「外国へ行ったとき、日本の『スシ』、『サムライ』などの言葉とともに友好的に接してもらったとき」(22歳/女性)



「店でおもてなしをされたとき。海外旅行をしたとき、現地の店員の接客態度がひどいのにびっくりしたから」(30歳/女性)



「カフェで自分の荷物で席とりをしておいても盗まれないこと。以前、フランスに出かけたとき『盗まれるから絶対にやってはいけない』と言われました。安心して置きっぱなしにできる日本はすごい」(23歳/女性)



など、ささいな場面で改めて日本を誇りに思うことが多くあるようです。





日本という国に生まれ育ったことの素晴らしさを再認識できるエピソードの数々。すべてにうなずきながら拝読しました。皆さん、ありがとうございました。





(岩田なつき/ユンブル)