「トップバイヤーのための4つの素養」/野町 直弘
私はトップバイヤーの4つの素養は「徹底力」「情報力」「コミュニケーション力」「頼られ力」だと考えています。
今年の2月に改革推進者のための4つの力ということで「意識」「手法」「実行力」「インフラ」という話をしました。
私はどちらかというとバイヤー個人のスキル向上を組織としてどう高めていく、育てていくかという企業や組織改革を支援する仕事をしていますので、普段はあまりバイヤー個々人について例えば、意識はこうあるべき的な話はしません。一方で最近研修をやっている中でちょっといかがなモノか(例えば調達購買関連のニュースに対するアンテナの低さ等)、と感じることも多く今回はバイヤー個々人の素養について書きます。
私はトップバイヤーの4つの素養は「徹底力」「情報力」「コミュニケーション力」「頼られ力」だと考えています。
1つ目の「徹底力」については以前「しつこさ」というテーマで書かせていただいた内容です。
調達購買業務は、時には、社内の実力者や設計部門の部長を説き伏せ、時には言うことを聞かないサプライヤを説き伏せ、動かす力が必要です。どうやってそれを実現するか?人それぞれスタイルはあることでしょう。ただ共通して言えることは、優秀なバイヤーは「しつこさ」や「徹底力」を持っていることです。
細かい文書化や整備されたルールを徹底すること、徹底するだけではなく、他人に徹底させること。それを実行させることによる将来的なメリットを確信して自分が納得できるまで「しつこく」こだわること。もしくは、サプライヤ選定や価格決定について本当に最適な意思決定なのか、あらゆる面から「徹底的に」検証しつづけるこだわり。「やりすぎだろ」、と言われるくらいの「しつこさ」これが1つ目の素養です。
2つ目は「情報力」これはよく言うアンテナの高さです。
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今年の2月に改革推進者のための4つの力ということで「意識」「手法」「実行力」「インフラ」という話をしました。
私はどちらかというとバイヤー個人のスキル向上を組織としてどう高めていく、育てていくかという企業や組織改革を支援する仕事をしていますので、普段はあまりバイヤー個々人について例えば、意識はこうあるべき的な話はしません。一方で最近研修をやっている中でちょっといかがなモノか(例えば調達購買関連のニュースに対するアンテナの低さ等)、と感じることも多く今回はバイヤー個々人の素養について書きます。
1つ目の「徹底力」については以前「しつこさ」というテーマで書かせていただいた内容です。
調達購買業務は、時には、社内の実力者や設計部門の部長を説き伏せ、時には言うことを聞かないサプライヤを説き伏せ、動かす力が必要です。どうやってそれを実現するか?人それぞれスタイルはあることでしょう。ただ共通して言えることは、優秀なバイヤーは「しつこさ」や「徹底力」を持っていることです。
細かい文書化や整備されたルールを徹底すること、徹底するだけではなく、他人に徹底させること。それを実行させることによる将来的なメリットを確信して自分が納得できるまで「しつこく」こだわること。もしくは、サプライヤ選定や価格決定について本当に最適な意思決定なのか、あらゆる面から「徹底的に」検証しつづけるこだわり。「やりすぎだろ」、と言われるくらいの「しつこさ」これが1つ目の素養です。
2つ目は「情報力」これはよく言うアンテナの高さです。
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