「機材+美少女」の世界感を表す、女性写真家のJulie Watai
自らを“機材萌えヲタ”と紹介する、女性写真家のJulie Watai(ジュリ・ワタイ)。「機材+美少女」をセットにして写真を撮り続けている彼女が、3冊目の作品集『HARDWARE GIRLS MAGAZINE』(三才ブックス刊)を、14日に発売する。
過去2冊は、いずれも“写真集”の形態だったが、グラビアページと情報ページを挟みこんだ“雑誌スタイル”に変更。新しくした理由は「写真に落とした世界感。伝えたかった内容を、もっと深く知ってもらいたいから」と話しはじめたJulie(ジュリ)。11日、東京・秋葉原で開催された「先行発売記念イベント」で話が聞けた。
Julieは、同誌のグラビアページで使われた黒のコスチュームを会場で披露。また、誌面で別の一面を見せていたアーティストのYun*chi(ユンチ)もゲストとして駆けつけていた。
過去には、レースクイーンやグラドル活動も
Julieは、別名の「天野あい」で露出された時期もあった。カメラの前に立つ“被写体となる側に比重があったことも。「20代は、レースクイーンやグラビアアイドルとして活動。10代の頃は、歌って踊るアイドル活動もしていました。ですが、写真を撮る行動は、そのずっと前からです。コスプレをした女の子を、一眼レフのカメラで収めていました」と、創作活動の原点となったのは、そこからだという。
そのことを深く聞いてみると「まだその当時。イベント規模は、コスプレイヤーが10人ほどの人数。当然、それを撮るカメラ小僧と呼ばれた人たちも、ほとんどいない状態でした。そして、デジタルカメラが今ほど普及していない頃だったので、手に持っているのは、使い捨てのカメラばかり。でも、私は、一眼レフのスチールカメラを使って撮影。しっかりと、紙に焼き付けて渡してあげると凄く喜ばれたことを思い出します。だから私、カメラ小僧になったのが出発点だったんです」と笑いながら、答えていた。
そのカメラ小僧から、カメラマンへと、位置づけが少しづづ変化していったという。
「私自身もガチヲタだったこともあって、モデルさんとのコミュニケーションが楽しかった。それが基礎になって、撮ってみたいイメージや作品づくりを固めていきました」
理想とする絵は、「ロリータ美少女とメカの融合」
写真で撮りたかったのは「配線ケーブルに、ぐるんぐるんに巻かれてしまっている女の子」と男性目線(?)の内容を語りだしたJulie。理想とする絵を聞くと「ロリータ美少女とメカの融合ですね。(漫画家の)吾妻ひでお先生に影響を受けています。さらに細かくいうと、グロテスクな作品にはしたくない。できるだけ、キュートな部分を残したいです。また、アーティスティックに行き過ぎているのも自分のカラーに合っていないです」と説明を加えていた。
■商品情報
・タイトル/『HARDWARE GIRLS MAGAZINE』
・発売日/2012年2月14日
・価格/税込1,300円
・判型/A4変型、CD付き80ページ
・発行/三才ブックス
同書には、モデルやアーティスト、レースクイーンら9名が、「ガジェット萌え」「機械萌え」という世界感に溶け込むグラビアページを展開。そして、音楽機器、レトロゲーム、電子工作、電子機器ハック、DTM、ニコ動人気ボカロP、OTAKU部屋、チップチューンなどの情報発信。「ハードウェア」を共通点にした文化をまとめている。
■過去の2冊
2006年にイタリアの出版社から発売した写真集「SAMURAI GIRL」は全世界で売り上げ120万部を記録。そして2010年に、2冊目の写真集「はーどうぇあ・がーるず」(コノハナブックス刊)を出版。「ハードウェア×美少女」をテーマにし、ヲタクカルチャーを紹介してきた。
「マンガの絵が好きで、小学生の頃から同人誌を作っていました」と、自身のヲタぶりを話していたJulie Watai(ジュリ・ワタイ)
Julie Watai
同誌に参加した、アーティストのYun*chi(ユンチ)
一番左の写真は『HARDWARE GIRLS MAGAZINE』より
ファンイベントを開催したYun*chi(ユンチ)とJulie Watai(ジュリ・ワタイ)
過去2冊は、いずれも“写真集”の形態だったが、グラビアページと情報ページを挟みこんだ“雑誌スタイル”に変更。新しくした理由は「写真に落とした世界感。伝えたかった内容を、もっと深く知ってもらいたいから」と話しはじめたJulie(ジュリ)。11日、東京・秋葉原で開催された「先行発売記念イベント」で話が聞けた。
Julieは、同誌のグラビアページで使われた黒のコスチュームを会場で披露。また、誌面で別の一面を見せていたアーティストのYun*chi(ユンチ)もゲストとして駆けつけていた。
過去には、レースクイーンやグラドル活動も
Julieは、別名の「天野あい」で露出された時期もあった。カメラの前に立つ“被写体となる側に比重があったことも。「20代は、レースクイーンやグラビアアイドルとして活動。10代の頃は、歌って踊るアイドル活動もしていました。ですが、写真を撮る行動は、そのずっと前からです。コスプレをした女の子を、一眼レフのカメラで収めていました」と、創作活動の原点となったのは、そこからだという。
そのことを深く聞いてみると「まだその当時。イベント規模は、コスプレイヤーが10人ほどの人数。当然、それを撮るカメラ小僧と呼ばれた人たちも、ほとんどいない状態でした。そして、デジタルカメラが今ほど普及していない頃だったので、手に持っているのは、使い捨てのカメラばかり。でも、私は、一眼レフのスチールカメラを使って撮影。しっかりと、紙に焼き付けて渡してあげると凄く喜ばれたことを思い出します。だから私、カメラ小僧になったのが出発点だったんです」と笑いながら、答えていた。
そのカメラ小僧から、カメラマンへと、位置づけが少しづづ変化していったという。
「私自身もガチヲタだったこともあって、モデルさんとのコミュニケーションが楽しかった。それが基礎になって、撮ってみたいイメージや作品づくりを固めていきました」
理想とする絵は、「ロリータ美少女とメカの融合」
写真で撮りたかったのは「配線ケーブルに、ぐるんぐるんに巻かれてしまっている女の子」と男性目線(?)の内容を語りだしたJulie。理想とする絵を聞くと「ロリータ美少女とメカの融合ですね。(漫画家の)吾妻ひでお先生に影響を受けています。さらに細かくいうと、グロテスクな作品にはしたくない。できるだけ、キュートな部分を残したいです。また、アーティスティックに行き過ぎているのも自分のカラーに合っていないです」と説明を加えていた。
■商品情報
・タイトル/『HARDWARE GIRLS MAGAZINE』
・発売日/2012年2月14日
・価格/税込1,300円
・判型/A4変型、CD付き80ページ
・発行/三才ブックス
同書には、モデルやアーティスト、レースクイーンら9名が、「ガジェット萌え」「機械萌え」という世界感に溶け込むグラビアページを展開。そして、音楽機器、レトロゲーム、電子工作、電子機器ハック、DTM、ニコ動人気ボカロP、OTAKU部屋、チップチューンなどの情報発信。「ハードウェア」を共通点にした文化をまとめている。
■過去の2冊
2006年にイタリアの出版社から発売した写真集「SAMURAI GIRL」は全世界で売り上げ120万部を記録。そして2010年に、2冊目の写真集「はーどうぇあ・がーるず」(コノハナブックス刊)を出版。「ハードウェア×美少女」をテーマにし、ヲタクカルチャーを紹介してきた。
「マンガの絵が好きで、小学生の頃から同人誌を作っていました」と、自身のヲタぶりを話していたJulie Watai(ジュリ・ワタイ)
Julie Watai
同誌に参加した、アーティストのYun*chi(ユンチ)
一番左の写真は『HARDWARE GIRLS MAGAZINE』より
ファンイベントを開催したYun*chi(ユンチ)とJulie Watai(ジュリ・ワタイ)