「あっ、やっちゃった…ケアレスミスさえなければ〜」

そう嘆く学生さん、多いですね。
でも、ケアレスミスの本質は、「能力不足」なんですよ、「おっちょこちょいの自分の性格」に起因するものではなくて。

若手社会人にも気をつけていただきたいです。

今年僕の元に届いた、部下からの年賀状。
ある部下の年賀状の宛名で、僕の名前「隆行」という字が「隆之」となっていました。

僕自身、これで怒るとか、そういう気持ちは全然ないです。
しかし、この部下の今後の指導については、このような部分を治さなければ、と思いました。
性質として、やっちゃいけないミスですもん。

でも、本人の考え方の中に、このテのミスは「ケアレスミス」と捉えるキライがあれば、治りません。


僕の名前は「隆行」だと、課員名簿を見たらわかるはずですし、僕の名前が「隆之」という情報はどこにも転がっていません。
ですから、部下の頭の中に「タカユキ」=「隆之」という脳内変換ができちゃていたわけです。
なので、表面だけ見ると、ケアレス=注意不足、のミスではあります。
しかし、

「あっ、やっちゃった、これから気をつければいいや」

これくらいの意識では、また同じミスを繰り返します。


現象としてはケアレスに過ぎなくても、本質は「自分の能力不足」なんですよ、これって。
普通の人であれば、上司に年賀状を書くときは注意しなければいけないよなーとか思ったり、「隆之」と書いたところで「あれ?無意識に書いているけど、これでよかったっけ?」と瞬間的に思い返したりする「力」があるんです。

それがない段階で、「そのときだけ」のミスではありません。繰り返されるミスなのです。


「あーケアレスミスさえなかったら、もっと点数取れていたのに!ちくしょー」
こんな叫び!?が、学生さんからよく聞こえてきます。

ただ、学生さんの場合、この叫びの裏側に
「俺の実力はこんなもんじゃない!(ほんとうならもっと点数がとれていた)」

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