「6×8は正解でも8×6はバッテン?」…娘さんが×(ペケ)にされてしまったかけ算の問題を取り上げ、「かけ算に順序があるのか?」とWeb上が大いに盛り上がったここ数日。

いろいろな解釈はあるのですが、自分が記事をしたためることに意味をもたせるために…
ここでは「学習指導要領」「教科書」、そして弊社(Z会)が「どうしているか」について述べてみます。

ここ数日、掛け算の順序問題がWeb上で大変に盛り上がっていますね。
キッカケは下記のブログだと思います。

「6×8は正解でも8×6はバッテン?あるいは算数のガラパゴス性」
http://blogs.itmedia.co.jp/magic/2011/12/6886-2d5b.html

この記事にいろいろ書かれたコメント、および、

「「掛け算には順序がある」・・・なんて、ご冗談でしょう?(1)」
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/3987.html

の記事の内容、さらには記事中で紹介されたサイトで、専門的な視点からも含め、いろいろな考察・見方が十分にできますので、ここで深く掘り下げて述べることは致しません。
僕の方は、Z会に勤務している、という職業柄、指導要領や学校の教科書、そして、弊社の小学生コース
http://www.zkai.co.jp/el/
はどのように(添削にて)扱っているか、について述べられることがあると思いますので、その視点から書いてみたいと思います。
ほとんど「(余り、皆さんの知らない)事実を伝える」に過ぎない記事になるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。


…と、その前に、ハッキリさせておきたい部分があります。

◎ 小学2年生の「初めてかけ算を習う」段階では、「かけ算の意味」を理解し、それを使いこなせるようになることが目的であること。

◎ その目的を達成するための「手段」「手法」には、子どもたちの理解の仕方が十人十色である以上、「絶対的な正解」はないこと。


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