今年の第42回東京モーターショーでは、会期が前回に比べ4日間短くなっています。これは2009年の第41回に、リーマンショックの影響で出展が大幅に減ったため、企業の負担軽減を図るべく会期を短縮したのだそうです。
来場者数を振り返ると、2007年の第40回が17日間で来場者数が142万5千人、前回の第41回が14日間で61万4千人でしたから、いかに前回が惨憺たる結果だったかがわかると思います。
そして今回の来場者目標は80万人。実績は、会期10日間で84万2千人の来場を記録し、見事目標を達成しました!
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あれっ?でも何だか少ない気がしますよね。でも1日あたりの来場者平均で比較すると、前々回83800人、前回43800人に対して今回84200人ですから、しっかり回復してきたことがわかります。
リーマンショックは金融市場の一大事でしたが、今年は東日本大震災とタイの水害等で、日本の自動車産業は実物経済でも未曾有のダメージを受けてしまいました。部品工場を合わせると、いったいどれだけの工場が操業不能に追い込まれてしまったでしょう。加えて欧州通貨危機等が超円高を引き起こし、日本のモノづくりは危機的状況に追い込まれています。



そんな中、質素なショーでもやむを得ないところを、日本メーカーは環境技術・燃費技術を駆使したゼロエミッションカーやプラグインハイブリッド、また走りの楽しさを追求した水平対抗FRや高級スーパースポーツに至るまで、多種多様なクルマを提案してくれました。
今回の東京モーターショーでの主催社総括は「日本のモノづくりの逞しさを発信」。本当にその通りだと思いますし、あらためて日本のモノづくりの強さと尊さを実感したモーターショーでした。
頑張ろう、日本!


(拓波幸としひろ)



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