各キャリアから様々なスマートフォンが登場している。中には、二つ折りの携帯電話と同じようなタイプのものもあり、多くの人に抵抗なく普及しているといえるだろう。先月、カカクコムが発表したリサーチによると、スマートフォンの所有者は半年前に比べ12.6ポイントも上昇しているということだ。

ではシニア世代への普及はどうなのだろう?NTTレゾナントが運営する「goo リサーチ」は「シニアの情報端末保有状況に関する調査」についてアンケートを実施した。これは60歳以上の消費者モニターを対象にしており有効回答者数は8,393名だったという。

普段よく利用している情報端末は「テレビ」が一番多く87.0%。続く「固定電話」は73.3%で「通常の携帯電話・PHS」は70.2%だ。やはり従来の情報端末利用率が高いといえる。また、近年贈り物などで増えてきたデジタル情報端末「デジタルフォトフレーム」は8.0%だった。

比べて一般で普及が進んでいる「スマートフォン」は4.7%、「タブレット型端末」は2.4%と、所有率は低かった。スマートフォン所有者をさらに詳しく見てみると、アプリをダウンロードした人の割合は無料・有料アプリあわせて86.1%だ。このうち有料アプリの割合は38.9%だった。

現在、スマートフォンの所有者は多いとは言えないが、今後さらに使いやすいスマートフォンが登場すると予測されるため、シニア層についても普及が広がる可能性が多いにあるだろう。

スマートフォン所有率:41.9%、前回調査(2011年1月)から12.6ポイント上昇。急速に普及進む(カカクコム)
パソコン利用者の60歳以上、約8300人対象「シニアの情報端末保有状況」に関する調査結果(NTTレゾナント)

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