29日に迫ったWBC世界フライ級タイトルマッチ=内藤大助×亀田興毅。試合前日となる28日には、TBS「S1 スパサカ」放送内で、ボクシングマガジン元編集長でスポーツライターの原功氏が見所を語った。

「特に最初の1分。これは絶対に見逃したらいけません」と強調する原氏は、「もともと(内藤)は前半勝負型なんですよ。亀田選手がいっているように1Rからいく。それを内藤選手が迎え撃つというかたちになれば、非常に早い勝負になる。ですから、1Rは絶対に見逃してはダメです」と語った。

また、両者が抱えるウィークポイントを訊かれた原氏は「亀田選手の場合は、やはり、3年前のランダエタ戦でのダウンというのが私も印象深く頭に残っていますから、打たれた場合の耐久面で不安があると思います」と指摘し、王者・内藤については「最近は後半勝負をしているんですけど、若干スタミナに陰りがある」と述べた。