■どこまでの大容量化が可能か?

接続してから気付いたのだがマニュアルによると「HDAdvance」がサポートしているのは200Gバイトまでらしい(Ver3.0の場合)。しかし、250GバイトのHDDを普通に認識しているので、発売当時は200Gバイトまでしか検証しなかったということなのだろう。というか136Gバイト以上が認識可能ならば「BIG Drive」対応ということになるので、250Gバイトどころか500Gバイト以上だって認識可能なハズである。というわけでHDDの規格がS-ATAに移行してるにも関わらず、500GバイトのIDE規格HDDを用意してみた。

しかし、先ほどと同様にただHDDを内蔵するのではツマらない。というか、純正40Gバイトを超える容量のHDDの内蔵は、本体内での発熱に不安があるのだ。そこで、ネットワークアダプタを改造して、HDDを外付仕様に改造することにする。

写真:HDD大容量化の模様

●HDD大容量化の仕方
1:ネットワークアダプタを分解するとIDEのコネクタが見える。
2:ネットワークアダプタの外枠に穴をあけて、内側に向いているコネクタを外に向けて固定する。
3:パソコン用のHDDリームバブルケースのインナーにHDDをセット。
4:HDDリームバブルケースのアウターとネットワークアダプタを接続。インナーをアウターへセットする。なお、リームバブルケースに冷却ファンが付いているため、HDDにはPS2ではなくパソコン用の外部電源を接続した。

接続が終わったので「HDAdvance」を起動、HDDがフォーマットされた結果は……。

写真:生まれ変わったPS2の雄姿。HDDの容量はXBOX360やPS3(20Gバイト)の2500%上を行く!! しかも、リムーバブルケースのおかげでHDDの換装もラクラク!

写真:認識成功! フォーマットの関係で使用可能領域は463Gバイトだが、500GバイトのHDDがPS2で使用可能になった!! ゲーム1本2Gバイトとしても200本以上のゲームがインストール可能!

■PS2におけるHDD内蔵のメリットとオマケ

さて、シメとしてHDDを内蔵するメリットについて解説しよう。まず、いちいちゲームを入れ替える必要がなくなる。次に、ロードにおける待ち時間が飛躍的に短くなる(RPGなど読込が多いゲームほど効果は高い)。さらには、読込がHDDからになるため、PS2のピック(光学ディスクの読取装置)寿命が延びる。などなど、いいこと尽くめである。また「HDAdvance」はパソコン経由でゲームをインストールできるなど、パソコンユーザーが使えば、活用の幅が広がるようになっているのも特徴だ。とはいっても「HDAdvance」は、とっても裏チャイナな商品なので、ご利用の際は自己責任でお願いします。ではまた。

写真:コンパクトフラッシュをIDEのHDDとして認識させるボードを使って、小型静穏化に挑戦! しかし、残念ながらHDAdvanceは認識してくれなかった。

写真:今回はパソコンパーツとの合体が多かったので、パソコンのモニタとも合体。こちら「PSX VGA BOX」。お値段¥5,000ほど。

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案内人:Jackie Lee(龍李)
プロフィール:マイナーのものをこよなく愛する自称マイナリスト。普通が嫌い、曲がったことが大好き。マニュアルは読まない、チュートリアルは嫌い、転んでも泣いたふり。失敗は成功の義母。人類皆義母兄弟。とりあえず日本人。

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