スポニチ

写真拡大

 ◇大相撲名古屋場所初日(2026年7月12日 IGアリーナ)

 大の里は横綱らしさが全く感じられない相撲だった。立ち合いの当たりは悪くなかったが、義ノ富士に左脇を固められ得意の右を差せずにあっさり引いてしまった。そこで再度右を差しにいくか、左からおっつければ良かったが、安易にはたいて相手を呼び込んでしまった。2場所連続休場後ということもあって動きが硬かった。

 ただ、休場の原因となった左肩の状態は問題がないように見えた。取組を重ねていけば体も動くようになるし相撲勘も戻ってくる。今日の相手の藤ノ川には初顔合わせの2場所前に敗れており厳しい相撲になりそうだが、前に出て圧力をかける本来の相撲を取り切れば結果はついてくる。

 一方の義ノ富士はこれで大の里戦4連勝。組んで良し、離れて良しの万能タイプなだけに上位陣にとっては取りづらい力士。今場所も目が離せない存在になりそうだ。(元大関・栃東