「1歳で芸能界デビュー」まさかの“ブルマ姿”体当たり演技で再ブレイクへ。マッチョ化・連ドラ主演…春ドラマで躍進した“元子役”の現在地
偶然なのか、“春ドラマ”にはかつて天才子役として一世を風靡した3人の俳優がそろって作品に出演し、大きな存在感を見せていた。
◆引き締まった肉体と、自然体の演技で魅せる
その一人が、近年“マッチョ化”したことでも話題を集めた寺田心だ。寺田は3歳で子役デビューすると、2015年に出演したCMが話題となりブレイク。2019年公開の主演映画『ばあばは、だいじょうぶ』で、ミラノ国際映画祭2018外国映画部門にて最優秀主演男優賞を受賞した天才子役だ。
同作は、町田啓太が主演を務めた、学校に行けない子どもたちが安心して過ごせるフリースクール「ユカナイ」を舞台としたヒューマンドラマだ。寺田が演じた壮哉は、ユカナイのスタッフで、通っている子どもたちの兄貴的存在となる。出演シーンこそ多くなかったが、やさしい雰囲気のスタッフを自然体の演技で見せた。ただ、俳優として個性を出せる役ではなく、存在感が薄かった印象は否めない。
今作よりも、2025年放送の『ワタシってサバサバしてるから2』(NHK総合)で演じた問題ある学生・戸田瑛斗のほうが、現在の寺田のビジュアルも活かされハマっていたのではないだろうか。良い人キャラより、どこか影がある役に今後はさらに挑戦してもらいたい。
◆圧倒的な表現力と“体当たり演技”で再ブレイクへ
そして、タレントとしても人気の鈴木福は、深夜枠の『惡の華』(テレビ東京系)であのとW主演を務めた。1歳で『いないいないばあっ!』(NHK Eテレ)に出演し芸能界デビューした鈴木は、『ZIP!』(日本テレビ系)など情報番組にも出演し、長く人気を維持している。そんな鈴木だが、この2026年は俳優として完全な再ブレイクを果たす年になりそうだ。
原作漫画が人気で映画化もされた『惡の華』で演じた春日高男は、自意識過剰で内向的なキャラ。鬱屈した性格の春日を鈴木は高い演技力で表現し、薄気味悪い雰囲気をうまく作り出していた。作中ではパンツ一枚になりブルマをはくシーンもあり、鈴木は体を張った演技を披露。あのとの相性も良く、俳優としての実力の高さを証明している。
鈴木は他にも、ドラマ10『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』(NHK総合)に出演し、コンビニのアルバイト店員を好演。どこにでもいる平凡な大学生を自然体で表現し、幅広く演技できることを証明した。
今年は映画『禍禍女』にも出演し、10月から公開のミュージカル『RENT』では主演を務める予定だ。俳優として評価が高まっている今、完全な再ブレイクが期待されている。
◆地上波連ドラ初主演で見せた、色気漂うシリアス演技
最後に紹介するのが、2009年に放送された自動車メーカーのCMに「こども店長」として出演し大ブレイクした加藤清史郎だ。1歳1ヶ月で子役デビューした加藤は、長く低迷した時期もあったが、2023年放送のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)や、2025年放送の『放送局占拠』(日本テレビ系)で再注目されていた。
春ドラマでは『君が死刑になる前に』(読売テレビ・日本テレビ系)で主演を務め、落ち着いた雰囲気の演技を見せていた。同作は、過去と未来をタイムスリップしながら凶悪事件の謎を解く本格サスペンスで、加藤はこれが地上波連続ドラマ初主演となった。

