ベティス戦での失意の引き分けから一夜空けた18日、レアル・マドリーは火曜日のチャンピオンズリーグ、バイエルン・ミュンヘン戦に向け練習を再開した。メンバーはベティス戦でのスタメン組と控え組の2つに分かれ練習を行ったが、スタメン組のメンバーの中でDFファビオ・カンナバーロとセルヒオ・ラモスがこの練習に不参加となった。カンナバーロは背筋痛、セルヒオ・ラモスは右足甲の打撲傷とそれぞれフィジカル面に問題を抱えているためチーム練習に参加することなく、別メニューとなった。バイエルン・ミュンヘンとの第1戦までに十分な練習を行えないカペッロ監督にとってカンナバーロとセルヒオ・ラモスの回復具合は気掛かりなところであり、2人が万全のコンディションで臨めないのも痛いところだ。

 さらにもう1人、カペッロ監督が気を揉んでいるのがMFマハマドゥ・ディアラの回復具合だ。右足首の裂傷の痛みがまだあるようで、ジムとグラウンドで練習を行っているものの未だチーム練習に復帰していないという状況だ。

 厳しい一戦に備えてレアル・マドリーは限られた時間の中でミスを修正し、ハード練習を行うしかない。2週間後のアウェイでの第2戦を精神的に余裕を持って迎えられるようようサンティアゴ・ベルナべウで良い結果を残すことが必要である。

 対戦相手バイエルン・ミュンヘンも土曜日の試合では下位に低迷するアレマニア・アーヘンに敗れ、レアル・マドリー同様危機的状態でサンティアゴ・ベルナべウに乗り込むことになる。“傷ついた名門同士の対決”はいかに?

(スペイン通信)