UEFA杯決勝トーナメント1回戦の第1戦が14日、各地で行なわれ、パリ・サンジェルマン(PSG)がアウェーでギリシャのAEKアテネを2−0で破った。

 PSGのル・グエン監督は、パウレタ、ガジャルド、ロゼナル、アルマン、ロテンらレギュラー陣を温存し、若手中心のメンバーで臨んだ。とくに前日に17歳になったばかりのママドゥ・サコ(DF)は、この日がプロデビュー戦となった。

 得点を決めたのはいずれもディフェンダー(トラオレ、メンディ)。これまでのPSGの戦いぶりから明らかな変化が感じられる一戦だった。

 ル・グエン監督は試合後、レキップ紙のインタビューに「結果にはとても満足している。しかしまだベスト16進出が決まったわけではない。リーグ戦もとても重要だ。ホームでの第2戦(22日)は、サンテチエンヌ戦(第26節)の3日前。油断はならない」と語り、気を引き締めた。

 フランスのクラブがUEFA杯を制したことはまだない。決勝トーナメント(32チーム)には、PSGに加えて、ボルドー、ランス、ナンシーの4チームが残っている。14日の第1戦では、ボルドー、ナンシーとも引き分け、フランス勢にとってはまずまずのスタートとなった。ランスは15日に、ギリシャのパナシナイコスをホームに迎える。