ロッテ24歳は自称“目立ちたがり屋” 球団SNSでも活躍…広報も感謝「助かっています」
ロッテの2年目ドラ1・菊地は球団のXやPodcastでも“活躍中”
ロッテの2年目ドラ1・菊地吏玖投手は今季、20登板で防御率2.25をマークした。8月から1軍に定着した右腕は、球団公式SNSでも活躍している。ロッテ広報室のX(旧ツイッター)に生き生きとした表情の写真が投稿され、球団公式Podcast「Marines Monday Radio」では約17分のソロトークに挑戦した。「“菊地吏玖物語”の配役をマリーンズの選手で考えよう」というトークテーマで、チームメートとの知られざる関係を軽妙に語り、リスナーを楽しませた。
自身の性格をひとことで表すなら「目立ちたがり屋、ですかね。いや〜、目立ちたがり屋じゃないとあんなこと(「Marines Monday Radio」など)をしないと思うので」と分析する。
“目立ちたがり屋”は子どもの頃から。「学校祭で友だちと話し合って、ネタをやったことがあります。正式な出し物ではなくて、出し物と出し物の合間の準備時間が空いたので『誰か(出し物を)やってもらえませんか』と言われた時に『ここだ!』と。超新塾をやりました」と懐かしんだ。
サービス精神旺盛なところはプロ入り後も発揮され、球団広報室Xでは“キクスマ”と呼ばれる全力の笑顔を披露。「こんなに表情を作り出したのはロッテに入ってからです」と語る。
球団SNSへの登場について「やっていたら思いのほか、ファンのみなさんが喜んでくれる。いい反応があると、僕もうれしいです」と話す。ロッテ・上村広報は「菊地投手は先輩からも後輩からも愛されていて、いつも周りに誰かがいる印象。写真をお願いすると、ご存知の通りいいキャラクターをしていますので、こちらも大変助かっています」と感謝する。
ロッテファンに「力をもらっています」
――「苫小牧市ふるさと大使」の菊地投手。北海道苫小牧市はどんなところ?
「夏は涼しくて過ごしやすいですね。夏に気温が30度になりますけど、全然こっちの30度とは違います。冬も寒いのは寒いですけど、雪が少ない地域なんです。(食べ物だと)苫小牧はホッキが有名ですね」
――愛犬「チョコ」が球団広報室Xで紹介されていた。愛犬自慢を。
「(チョコくんは)玄関に飛んできて、おかえりって誰に対してもやるんですよ。最近は年に1回ぐらいしか会えないので(菊地を)見て『誰だよ……』っていう顔をしてから、手の匂いをかいで『お前かよ〜!』と。そういうやり取りをします(笑)。ボール遊びをすると、隙間にボールを入れてしまうんです。取って渡すと、またすぐ洗濯機の下の隙間に入れて『おい、取れないぞ』ってずっとやるんです。それがかわいいです!」
――一番仲のいいチームメートは?
「横山(陸人)ですかね。プライベートで一緒にごはんに行きます」
――球団マスコットのズーちゃんについて。試合前に紹介される選手プロフィールで「一番の相棒は?」の問いに「ズーちゃん」と回答していた。
「去年のフレッシュオールスターにズーちゃんが来てくれて。写真を撮りましょうとなった時に、ズーちゃんの帽子を僕がかぶって、僕の帽子をズーちゃんにかぶせて、というやり取りがありました。ファンから、僕とズーちゃんが仲良いのでは という(声が上がった)ところから始まりました」
――ロッテファンはどんな存在?
「応援が特にすごいので、力をもらっています。マウンドで投球練習している時のコール、抑えたあとのコール……。大チャンスの時は声量が一段階上がって後押ししてくれる。本当にありがたいです」
ユーモアを交えつつ、飾らず率直に答えた菊地。来季、ファンに見てほしいところを尋ねると「感情を前面にして投げるので“魂”を見てほしい」と力を込めた。渾身の投球と、グラウンド外で見せるお茶目な姿。このギャップが魅力の菊地に注目だ。(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)