「イタすぎ」「オモチャ扱い」貴乃花の“イジられ過ぎ”CMに不快感も…秘めたお笑いセンス

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元横綱の貴乃花光司(52)が出演した「ふるなび」のCMが不評を買っている。『腹話術篇』と題された同CMは、10月26日より放映開始。貴乃花が自身そっくりのオリジナル腹話術人形と共に登場し、地声と人形の声を使い分けながら歌ったりセリフを言ったりするという内容だ。

貴乃花は撮影の合間に何度もセリフと腹話術人形の操作を練習するなど、CM撮影に対して熱心に向き合った様子。しかし残念なことに、視聴者の反応を見てみると

《痛々しすぎて見ていられないんだが……》
《何が悲しくて腹話術にもなってない貴乃花の変な声を聞かせられなきゃならんのか》
《メディアのおもちゃに成り下がってるのが本当に哀しい》

といった厳しい声が目立つ。

貴乃花が「ふるなび」のCMに出演するのは今回で6年目なのだが、実は貴乃花出演の「ふるなび」CMが不評を買ったのは今回が初めてではない。昨年は老舗「ふるなび屋」の店主に扮した貴乃花が、明らかにカンペを見ながら噛みつつセリフを口にするグダグダなCMが制作されており、

《カンペに目がいってるのを放送すな!》
《明らかに噛んでるのにそのまま使っていて怖かった》
《わざとなのは分かるけど、見苦しいよね》

などの辛辣な感想がネット上に並んでいた。

CM制作側は、貴乃花の拙い演技や歌に魅力を感じている様子。そのため、これまでのCMではあえて彼の不器用さを隠さず利用してきた。今回のCMも、貴乃花の腹話術になっていない腹話術をイジって笑うというコンセプトだったと推測される。

視聴者もCMの意図は理解しているが、それを好意的に受け止められるかどうかはまた別の話。平成の大横綱が笑い者にされているとも取れる演出に、呆れや切なさを抱く視聴者が現れても仕方のないことだろう。ただ世間の声とは裏腹に、当の本人は意外とイジられるCMに乗り気な可能性がある。

「貴乃花さんは独特な笑いのセンスを持っています。2022年にAmazonプライムビデオのバラエティ番組『ドキュメンタル』に出演し“笑わせ合いバトル”に挑んだ貴乃花さんは、視聴者の予想を覆す圧倒的な活躍を見せて優勝。お笑いレベルの高さを見せつけました。お笑いとは対極の位置にいると思われていた貴乃花さんの意外な才能に、視聴者だけでなく関係者も驚いていましたね」(芸能ライター)

『ドキュメンタル』を見た視聴者からは、《貴乃花親方が攻め過ぎてておもしろい》といった絶賛の声が上がっていた。実は「ふるなび」の“ふざけ過ぎ”CMは、貴乃花とCM制作側の意向がしっかりと一致しているのかも?