初登場1位の『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』
 - (C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

写真拡大

 11月8日から10日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より12日に発表され、『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』が初日から3日間で観客動員17万5,000人、興行収入2億4,900万円をあげ、初登場1位に。そのほか新作は『レッド・ワン』『劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」』『あたしの!』『本心』がランクイン。トップ10のうち8本を邦画が占めた。

 『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』は、全世界累計発行部数が1.4億部を突破する諫山創のコミックを原作とするテレビアニメシリーズ「進撃の巨人 The Final Season 完結編」を、本編カットブラッシュアップに加え、5.1chサラウンド音響による144分の長編映画に再構築。声の出演は梶裕貴、石川由依、井上麻里奈ら。

 新作はこのほか4本がランクイン。4位に、ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンス共演により、クリスマス・イヴの前夜に誘拐されたサンタクロースの救出劇を描く『レッド・ワン』。初日から3日間で動員4万9,000人、興収7,500万円を記録した。監督は『ジュマンジ』シリーズなどのジェイク・カスダン。

 5位に、「仮面ライダーW」の正統続編として2022年から配信・放送されたアニメシリーズの劇場版で、仮面ライダーW誕生の秘密を描く『劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」』。声の出演に、細谷佳正、内山昂輝らシリーズのキャストに加え、津田健次郎も参加。8位に、『ヒロイン失格』『センセイ君主』の原作者として知られる幸田もも子のコミックを、日向坂46の元メンバー・渡邉美穂とINIの木村柾哉のダブル主演で実写化した『あたしの!』。共演に齊藤なぎさ、山中柔太朗ら。10位に、平野啓一郎の同名小説を、『月』『愛にイナズマ』などの石井裕也監督が実写化した『本心』。自らの意思で死を選んだ母親の気持ちを知りたいと願う主人公(池松壮亮)が母親をAIでよみがえらせようとする。

 既存作品では2位に、前週1位で初登場した『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が週末3日間で動員12万8,000人、興収1億9,300万円で続き、累計成績は動員65万人、興収10億円を突破。3位に、前週より2ランクアップした『室井慎次 敗れざる者』。週末3日間で動員4万9,600人、興収7,100万円を記録し、累計成績は動員107万人、興収14億円を突破。11月15日より後編『室井慎次 生き続ける者』の公開が始まる。

 今週は『室井慎次 生き続ける者』、アカデミー賞5冠に輝く大ヒット映画の続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』、ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSのボーカル、八木勇征主演のラブコメ『矢野くんの普通の日々』、ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのライブドキュメンタリー映画第2弾『BE:the ONE -MEANT TO BE-』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2024年11月8日〜11月10日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(初)『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』:1週目
2(1)『ヴェノム:ザ・ラストダンス』:2週目
3(5)『室井慎次 敗れざる者』:5週目
4(初)『レッド・ワン』:1週目
5(初)『劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」』:1週目
6(4)『十一人の賊軍』:2週目
7(2)『八犬伝』:3週目
8(初)『あたしの!』:1週目
9(3)『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキング ゲーム』:2週目
10(初)『本心』:1週目