中国・広西チワン族自治区発の中越班列、月間輸送量が記録更新
広西チワン族自治区柳州市の柳州南物流センターを出発する、建設機械や設備を満載した中越班列。（資料写真、柳州＝新華社配信/黎寒池）
【新華社南寧11月11日】中国広西チワン族自治区の鉄道を運営・管理する中国鉄路南寧局集団は、中国・ベトナム間の貨物列車「中越班列」のうち、同自治区を発着する列車の1〜10月の貨物輸送量が前年同期比13.7倍の1万2998TEU（20フィートコンテナ換算）になったと明らかにした。10月の貨物輸送量は2618TEUで、今年4度目の月間記録更新となった。
南寧局集団は10月以降も中越班列の輸送市場を持続的に開拓し、南寧国際鉄道港の総合貨物輸送ハブとしての機能を活用して複数の鉄道を接続した貨物輸送モデルや海上・鉄道複合一貫輸送路線の構築を進めている。木炭や飲料のベトナムへの輸出も促進し、輸送市場をさらに拡大している。
南寧局集団は現在、毎週火・木・土曜に南寧南駅からベトナム・ハノイのイエンブィエン駅への貨物列車を運行し、輸送時間は14時間前後と両国の貿易往来を強力に促進している。広西発の中越班列の集荷地域は国内25都市に及び、越境貨物輸送の範囲はベトナム、ラオス、タイなど多くの東南アジア諸国連合（ASEAN）加盟国に拡大。中国・ASEAN間の経済・貿易往来の高速ルートを構築している。（記者/陳露縁）
