浦和MF原口元気「どれだけ継続できるかだと思う」 復帰後初ゴールとなるダメ押し弾でJ1残留に貢献
◇明治安田J1リーグ第36節 浦和3―0広島(2024年11月10日 埼玉)
浦和はホームで広島と対戦し3―0で勝利した。2試合ぶりの白星を挙げ、J1残留を決めた。
MF原口元気が復帰後初ゴールとなるダメ押し弾で勝利を決定づけた。3試合連続の途中出場。後半41分、FW前田直輝のクロスに反応し、右足を振り抜いた。「2―0で勝っている状態で、広島も前にパワーをかけていた。カウンターで良い形で前田が凄く良いボールを出してくれたので、僕がけっこうイージーなシュートだったが、久々に埼スタで決められて良かった」と振り返った。
復帰した当初はボランチで出場する機会が多かったが、攻撃的なポジションでのプレーが続いている。14年4月の柏戦以来のゴールに「うれしい反面、これからだなっていう気持ちの二つ」。8試合目で目に見える結果を残し、「第一歩を早めに決めたというのは大きい。どれだけ継続できるかだと思う」と力を込めた。
チームは前半から攻め込まれる展開が続いたが、前半45分にMF松尾佑介が先制弾。後半11分にはFWブライアン・リンセンがヘディング弾を決めて追加点を奪った。原口は「今日チームが見せたパフォーマンスというのが、かなりマチェイさんの理想に近いんじゃないかなと思う。しっかり守って、自分たちの良い時間帯で効率よく点を取る。前掛かりになったところでカウンターで点を取るというのは彼が思い描いている理想にかなり近いゲームだったと思う」と手応えを口にした。
優勝に対する覚悟も示した。「何が目標かって、来年優勝すること。そのために、この3試合は無駄にできない。また今日みたいな試合を繰り返しできるようになれば、最後非常に良い手応えをつかんで来シーズンにいけると思う」。本来のドリブラーとしての姿を見せ続け、チームを引っ張る。