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 ヤクルトやソフトバンクでも活躍した元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(45)が9日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲストとして生出演。自身が考える2024年シーズンのベストナインを発表した。

 投手については「伊藤大海」と今季14勝5敗で最多勝を獲得した日本ハムのエースを挙げた。14勝7敗のソフトバンクの有原航平投手もいる中で伊藤を選んだ理由については「僕彼のプレースタイルが好きっていう。ピッチング、マウンド上での表情とか、投げてる雰囲気とかが好きなんですねえ」と絶賛した。

 さらに「2年前とかキャンプでお話聞いた時とか、練習に向き合う姿勢とか、黙々とやるタイプの人間なんで。こういう選手の何が好きかっていうと、大事な試合を任せて、ダメでもこっちが諦めつくみたいな選手かなって」「ここぞっていう時に決めに行った時が決まるんですよね。メンタルが安定してるのかなって思います」と評価した。

 捕手については「(オリックスの)森友哉」と語り、「打てるキャッチャーですよねえ。やっぱ打てるキャッチャーって少ないですよね」と語った。

 一塁手には山川穂高内野手(ソフトバンク)を選出。「彼が今年ホークスに入ったからこそリーグ優勝できたっていうのがありますよ」と称賛。二塁手には牧秀悟内野手(DeNA)を挙げ、パーソナリティーの「ナイツ」塙宣之が「(巨人の)吉川(尚輝)じゃないんですか」と尋ねると、五十嵐氏は「いやあ確かに。吉川でもいいっすよ」としたものの、牧については「やっぱ打てるじゃないですか」と続けた。

 三塁手には「(ヤクルトの)村上(宗隆)」ときっぱり。「なんだかんだで2冠ですよ」と文句なしの使命とした。そうして遊撃手には「(ヤクルトの)長岡(秀樹)。最多安打、長岡来ましたよ」と声を弾ませた。「4番以外全部打ったんじゃないかな長岡。それぐらい対応できるバッターですかね」「守備はめちゃくちゃ上手だったんですけど、バッティングの方が引っ張り傾向が多くて率が残ってこなかったんだけど、今年はしっかり反対方向にもヒットが出るっていうことで。インコースもアウトコースもしっかり対応できるので、率も残るヒットも出るっていう活躍でしたね。見事、しかも人気ありますからね。可愛い顔して」と目を細めた。

 外野手にはソフトバンクの栗原陵矢内野手、近藤健介外野手、楽天の辰己涼介外野手をチョイス。近藤については「山川の後を打ってる近藤がやっぱ良かった」「山川って大胆に振っていくバッターなので、淡白な時は淡白になりがちだけど、後ろに近藤がいるおかげで、その辺のピッチャーも淡白淡白でいると球数も減るし楽なんだけど、近藤メチャクチャ選球眼いいし粘るんですよ。であと山川嫌だって歩かせた後の選手が弱かったら歩かされるんですよ。だから勝負せざるを得ない状況で、なおかつ面倒くさいバッターが近藤なんですよ。本当に嫌です」と力説した。

 さらに「この中で一番対戦するのが面倒くさいのが近藤です」と断言した。「ボール球振らないし、選球眼この中で一番いいと思います」と褒めちぎった。