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 歌手の中尾ミエ(78)が8日、金曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜後5・00)に出演。喜劇界のトップで活躍していた俳優について語る場面があった。

 この日番組では、X(旧ツイッター)で注目が集まっている、“芸人の手抜き”投稿についての記事が取り上げられた。

 ゲストの星野真里と加藤ローサが俳優における手抜きはあるか質問されていると、中尾は「昔はもう、有名なのは三木のり平さんよね」と日本を代表する喜劇俳優の名を挙げた。

 三木さんは、舞台や撮影現場のいたるところにカンペを貼ってたという。中尾は「見事に全部カンペを貼って…絶対(セリフを)覚えなかった」と明かした。

 さらに、三木さんはカンペを読んでいるとは感じさせない演技が圧巻だったといい、「うまいのよね。だから、火鉢にあたっているふりしてここに書いてあるとか…」と火鉢の底など、小道具にセリフを書き込んでいたと語り、共演者陣を笑わせた。

 すると、番組アシスタントのミッツ・マングローブが「そのまま帝国ホテルから1歩も止まらずに歩いて、舞台上がってワーッとカンペ見て演技して、そのままはけてまた帰っちゃうっていう…そのルーティンがあった」と三木さんの衝撃エピソードを紹介。

 中尾は「あんまり早く呼ぶと怒られちゃう」と思い出し笑い。「楽屋入りしてなくても幕は開いてるのよ。だから本当に来てるかどうかは分からない」と語り、星野からは「怖い!」という驚きの声が上がっていた。