毎日コンビニランチですが、好きなものを手に取ると「1000円」を超えます…。白米だけ持参しておかずをコンビニで買えば、年にいくら浮きますか?

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自炊する時間がなく、コンビニランチで済ませてしまう人もいるでしょう。しかし、好きなものを手にとって会計をしてみると、1000円を超えてしまうこともあるようです。ランチ代は毎日発生するため、なるべく節約したいものです。 本記事では、白米を持参しておかずをコンビニで購入した場合に、年間で費用をいくら節約できるのか計算するとともに、コンビニランチにかかる費用を節約するためのコツを紹介します。

ランチ代の平均予算

株式会社リクルートが実施した「有職者のランチ実態調査」におけるランチ代の平均予算を表1にてご紹介します。ランチ全体の平均予算は452円、小売店で購入する場合の平均予算は597円でした。
表1

自炊または家族等が作った食事・弁当 392円 小売店(コンビニやスーパーマーケット等)で購入したもの 597円 外食店からテイクアウトしたもの 977円 出前・デリバリーしたもの 1368円 外食店内での食事 1243円 社食、学食で食べる 519円 全体 452円

出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」を基に筆者作成
外食店やデリバリーのランチは、1000円超えとかなり費用が高くなると分かります。一方、小売店での購入も約600円と、ワンコインでまかないきれない金額です。

白米を持参しておかずを購入する際にかかる費用

1回のランチで食べる白米の量を0.5合とします。ご飯を炊く際の米の量は、1合で150gです。また、米の購入価格を5kgでおよそ3000円とします。1回の量を0.5合とすると5kgで約67回分の白米を持参できます。また価格は、1回あたり約45円です。
コンビニで購入できる総菜の一部を表2にまとめました。
表2

A社 焼餃子(6個入り) 297円(税込み) A社 さばの味噌煮 343円(税込み) B社 炭火焼き道産ホルモン 約400円(税込み) B社 四川風麻婆豆腐 約365円(税込み) C社 熟成仕立てほっけの塩焼き 340円(税込み) C社 冷たいまま食べるタルタルチキン南蛮 318円(税込み)

※筆者作成
今回紹介した総菜は、白米とあわせて350~450円ほどに収まるため、小売店でお弁当を購入するよりも安くなると考えられるでしょう。

コンビニランチを節約するためのポイント

ここでは、コンビニランチを節約するためのポイントを紹介します。
 

コンビニ各社のプライベートブランドを利用する

コンビニで購入するランチの費用を節約するなら、各コンビニのプライベートブランド商品を購入しましょう。プライベートブランド商品はクオリティーが高い上に、コストパフォーマンスに優れている商品です。なお、プライベートブランドはコンビニやスーパーなどで展開されています。
 

コンビニ各社のポイントを貯める

コンビニを利用するならコンビニ各社のポイントを貯めましょう。
また、コンビニ各社のポイントも定期的に行われるキャンペーンによってお得に貯まるため、キャッシュレス決済とあわせて利用してみるのもいいでしょう。貯めたポイントはコンビニ以外の場所でも使えるケースがあるため、日々の買い物を節約する意味でも積極的に貯めるのがおすすめです。

白米だけ持参して総菜を購入すると年間12万~14万4000円ほどお得になる

小売店で購入する場合の平均予算は597円です。白米を持参してコンビニでおかずだけを購入すると1回あたり150~250円ほど節約でき、月20回購入すると仮定すると、1年で3万6000~6万円もお得になります。
また、コンビニランチで1000円以上使っている場合は、1回で550~65 0円ほど安くなり、年間で13万~16万円ほどの差が生じるため、大幅な節約効果が期待できるでしょう。
 

出典

株式会社リクルート 働く人の平日ランチ「自炊」が最多も2年連続で減少 予算は、自炊以外のすべての食べ方で前年比増額のインフレ傾向 全体平均452円、「出前・デリバリー」1,368円、「外食」1,243円 有識者のランチ実態調査(2024年3月実施)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー