浅野翔吾(右)、湯浅大(左)と話す阿部慎之助監督(カメラ・宮崎 亮太)

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 巨人の阿部慎之助監督が7日、ジャイアンツ球場の若手主体の秋季練習で野手にマン振り指令を出した。

 浅野、佐々木、泉口らがフリー打撃で上体が反り返るような豪快なスイングに変身。指揮官は「今日はマン振り指令を出したから」と明かした。

 「試合に向けた調整じゃないんだからと。振れって言って。今の時期は試合ないんだし、どうやったら飛距離を出せるのか。強く振ることだって。強く振らないことには150キロの球は飛ばない。スピードに対応するにはスイングスピードを速くするしかない。振る力をつけないと」と狙いを説明した。

 「みんなホームラン打ちたいよねって。(個々で)タイプはあるんだけど、体が小さいからってちょこんちょこんやる必要ない」と強く振ろうとすることは誰にでもできると強調。

 「その中から何かつかまないと。どうやって打ったら飛距離出るかなとか。(飛ばそうとすると下から)あおり出すから。それでも飛ばないんだっていうのを気づいて欲しいよね。たたいてスピンかけて飛ばすんだよって」。力んでフライボール革命のようなスイングをしても飛ばないことも理解して欲しいと説いた。