ダスキン、今期経常を24%下方修正、配当も16円減額

写真拡大

 ダスキン <4665> [東証P] が11月5日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の141億円→107億円(前期は78.6億円)に24.1%下方修正し、増益率が79.3%増→36.1%増に縮小する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の70億円→55億円(前年同期は41億円)に21.4%下方修正し、増益率が70.6%増→34.0%増に縮小する見通しとなった。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の126円→110円(前期は100円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.第2四半期(中間期)当中間期の業績は、連結、個別とも売上高が僅かに上振れする一方、利益は各段階で下振れする見込みとなりましたので、予想を修正することといたします。「訪販グループ」は、売上高は概ね計画どおり進捗する一方、想定を上回る原材料高騰や物流費用上昇等で原価は期初の計画を大きく上回っており、また、下半期使用予定の経費を一部前倒しで上半期に使用したこと等で経費も上振れし、利益は大幅に下振れする見込みです。「フードグループ」は、ミスタードーナツが引き続き好調を維持し、売上高、利益とも上振れ、「その他」は売上高、利益とも概ね計画どおりとなる見込みです。2.通期中間期に僅かに上振れた売上高は、現段階におきましては通期でも若干上振れる見込みです。利益面につきましては、現段階では、原材料高騰や物流費用等の上昇傾向が継続するものと想定しており、下半期も営業利益、経常利益は下振れする見込みです。下半期の当期純利益につきましては、政策的に保有している株式の一部を売却していく方針であることから、その売却益を織り込みますと上振れする見込みであり、中間期に比べて乖離幅は縮小するものの親会社株主に帰属する当期純利益は通期でも下振れする見込みです。(注)上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。

 持続的な成長と企業価値向上のための投資や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うという利益還元の基本方針の下、「中期経営方針2022」では、成長投資を最優先としつつも、3年間累計の総還元性向100%以上を目標に株主の皆様に利益還元する方針としております。毎期の配当額は、連結配当性向60%または自己資本配当率(DOE)2.5%のいずれか高い額とすることとしており、上記1の2025年3月期通期「親会社株主に帰属する当期純利益」予想修正に伴い、同期の1株当たりの配当予想も修正するものです。(注)上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。