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 俳優の渡部篤郎(56)が3日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演。大きな影響を受けた俳優の名を明かす場面があった。

 番組MCのタレント中居正広から「篤郎さんが目指す像って…影響を受けた人はいるんですか?」と聞かれると、「影響はね、萩原健一さん」と即答。「ショーケン」の愛称で知られ、2019年に68歳で亡くなった個性派俳優・萩原健一さんの名前を口にした。

 中居ら共演陣が「なるほど」と納得する中、渡部は「僕が若いうちにお会いできたんですよ。本当に凄く優しく接してくれた」と回顧。萩原さんの緊張感は「凄かった」としつつも、「あっくん、あっくんて言われてた。“あっくん、ご飯行こうか?”みたいな感じで(撮影が)終わってから2人でおそば屋さん行ったり。何話すわけじゃないんですよ、たわいもない話を。“今度あそこのそばが新そばになったから行こうか”みたいな会話をして」と名優との貴重な時間を振り返った。

 中居は萩原さんの“危険な感じ”が好きだったそうで「お会いしてもいつキレるか分からないような」と話すと、「現場ではキレてましたよ」と渡部。「僕も怒られたことありますね。当時あまりセリフを覚えて行かなかったんでね。大河ドラマの台本ってこんなに来るじゃないですか。でもあの方はしっかり全部(セリフが)入っていてね、怒られたことあるね」としみじみと語っていた。

 渡部と萩原さんは1993年のNHK大河ドラマ「琉球の風」や98公開の映画「JOKER 厄病神」などで共演した。