めっちゃハードル高いけど…山崎貴監督が報告「『ゴジラ』新作撮ることにしました!」

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映画「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督(60歳)が11月3日の“ゴジラの日”に開催された「ゴジラ・フェス」でのイベント「居酒屋ゴジラ」に登場。「『ゴジラ』新作を撮ることにしました!」とファンに直接報告した。

第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞作「ゴジラ-1.0」に次ぐ新作「ゴジラ」映画の製作が11月1日に発表されたばかりとあり、ステージに呼び込まれた山崎監督の姿に、会場からは拍手の嵐&「タカシ〜!」の大合唱。

シリーズ31作目となる新作の監督・脚本・VFXを続投する山崎監督は「『ゴジラ』新作を撮ることにしました!」と自らの口からファンに直接報告した。

「ただ『ゴジラ-1.0』がいろいろと上手くいってしまって…めっちゃハードルが高い!そのハードルに自分で臨むと思うと貧乏クジだったなと」とジョークを飛ばしつつ、ファンの期待を煽った。

昨年に引き続いてのゴジラ・フェスへの参加。「この盛り上がりは嬉しい。特にお子さんがたくさんいらっしゃるのも嬉しい。最近はゴジラが大人のものになってきていたので、お子さんが増えると次世代が増えるということ。それはゴジラの未来にとっては良いこと。新作『ゴジラ』を待ってくれている空気がビシバシと伝わって来て嬉しい」と喜んだ。

「ゴジラ-1.0」は、今年、第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した。様々な企画、仕事のオファーがあったそうだが「具体的には言えませんが、凄いのがたくさん来ました。でも『ゴジラ』の新作映画を撮るから血の涙を流しながら断りました」と“ゴジラ愛”を改めて強調した。

イベントの中盤には「ゴジラ-1.0」で敷島浩一を演じた神木隆之介と、大石典子を演じた浜辺美波から、ビデオレターで質問が寄せられた。

神木は「世界のタカシ〜!」と呼び掛けながら「船のシーンでは監督の船酔いが一番ひどかった。ちゃんと映像を見てOKを出したのか?」との疑問が。これに山崎監督は「ちゃんと見ていました!」と笑いつつ、「体が揺れる中で画面は違う揺れ方なので、画面を見ると気持ち悪さが倍増。でも本物の太陽と本物の海のお陰で力強いカットになった」と答えた。

また神木からの「現場見学にきた庵野秀明監督とはどんな話をしていたのか?」との質問には「庵野さんはちょいちょい『今のカットもっと長く…』と演出をし始めたので『あんたの作品じゃない。自分のところでやって!』と。謝るけれど、また同じようなことを言ってくる」と苦笑。「それが映画監督という性ですね」と理解を示していた。

一方、浜辺からは「渡米する際の飛行機などでは何を考えて何をされているのか?」との質問。これに山崎監督は「脚本を書こうと思うけれど、面倒くさいなぁ…と嫌になる中で眠るとぐっすり。脚本を書かなければいけないのに…と思う背徳感の中で寝るのが最高です」と笑わせた。

最後はこの日、70歳を迎えたゴジラのために、バースデーケーキを用いて大祝福。「おめでとう!」の拍手喝采の中で山崎監督は改めて「前作を乗り越えるような新作『ゴジラ』を作るために頑張ります!」と宣言。ファンからの「タカシ、頑張れ〜!」コールに背中を押される形でイベントは大盛況で幕を閉じた。