3連敗ヤ軍ブーン監督 大逆転へ「うまくいけば世界に衝撃を与えることが」「まずは1試合をつかみ取る」
◇ワールドシリーズ第3戦 ヤンキース2―4ドジャース(2024年10月28日 ニューヨーク)
ヤンキースは28日(日本時間29日)、本拠ヤンキースタジアムでのドジャースとの第3戦に2―4で敗れ、第1戦から3連敗。2009年以来の世界一奪回へ崖っ縁に立たされた。
「3番・中堅」で出場したジャッジはこの日も快音が聞かれなかった。初回に空振り三振に倒れると、4回先頭での第2打席は甘く入った変化球をとらえたかに見えたが、バットの先に当たる左飛に倒れた。6回1死一塁では投ゴロに倒れ、8回は四球に終わった。
ジャッジはレギュラーシーズンで58本塁打、144打点の2冠に輝きながら、ポストシーズン(PS)で不振が続き、ワールドシリーズもこれで12打数1安打、打率.083で7三振。自身初のワールドシリーズでチームを勝利に導く打撃はできていない。
試合後、アーロン・ブーン監督は「彼はアーロン・ジャッジ。いつも通り取り組み続けて、この状況から脱することを願っている」とコメント。
過去119回のワールドシリーズで、開幕3連敗から逆転優勝を果たした例はない。崖っ縁で迎える第4戦に向けて「そこに集中している。うまくいけば(大逆転劇の)素晴らしいストーリーになり、世界に衝撃を与えることができる。でも、今はリードを奪って、試合を優位に進め、そこからが大事なんだ。でも、まずは1試合をつかみ取らなければならない」と必勝を誓った。