金村暁氏(左)と、阪神の新監督・藤川球児氏

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 阪神は14日、藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(44)が新監督に就任すると正式発表した。新体制の組閣が進められる中、2022年まで一軍投手コーチを務めた金村暁氏(48)を招聘する方向であることが分かった。

 現役時代の金村氏はNPBで日本ハムと阪神でプレーし、11年に独立リーグ・信濃で引退。阪神には金本知憲元監督時代の16年からコーチとして復帰し、矢野燿大元監督が退任するまでの7年間指導に当たった。独立リーグ出身の湯浅など若手投手の育成には定評があり、特に22年は12球団トップのチーム防御率2・67、リーグ1位の救援防御率2・39で手腕を発揮した。

 ユニホームを脱いだ後は野球解説者として、テレビやラジオでも活躍を見せていた。

 阪神には3年ぶりの復帰となる。岩崎や西勇、青柳ら前回のコーチ時代から所属している選手も多い。金村氏は個々の性格なども熟知しているだけにスムーズにチームに入り、早い段階から熱がこもった指導を見られそうだ。