ロッテ戦に登板した日本ハム・田中正義【画像:パーソル パ・リーグTV】

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日本ハム・田中正義が2度の回またぎ…1回2/3を完璧リリーフ

■日本ハム 5ー2 ロッテ(14日・エスコンフィールド)

 日本ハム・田中正義投手が14日、本拠地・エスコンフィールドで行われたロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦の5回に登板。打者5人を無安打、2奪三振の好投を見せた。勝利を引き寄せる投球に、熱戦を見守ったファンからは「凄すぎる」「神みたい」と声があがっている。

 田中正は同点の5回2死一塁で登板。ネフタリ・ソト内野手を3球三振に仕留めて流れを断ち切った。続く6回を3者凡退。7回は先頭の友杉篤輝内野手を三ゴロに抑え降板した。2度の回またぎを物ともせず、150キロ超のストレートを連発し、1人の走者も許さぬ完璧リリーフで、新庄剛志監督の起用に満点回答を見せた。

 右腕の熱投に応えるように、水野達稀内野手が7回に右中間を破る勝ち越しの2点三塁打。8回には万波中正外野手が左前適時打を放ちリードを3点に広げた。そのまま逃げ切り、日本一になった2016年以来8年ぶりのファイナルステージ進出を決めた。

 2016年ドラフトで5球団が競合し、ソフトバンクに入団も鳴かず飛ばず。2022年オフにFA権を行使した近藤健介外野手の人的補償で日本ハムに加入すると、2023年は25セーブ。今季は自己最多53登板で4勝4敗20セーブ、12ホールド、防御率2.17をマークした。

「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeでパーフェクト投球の映像を公開すると、「こんなん打てるわけない」「めっちゃ気合入ってる」「闘志100%ストレート」「かっこよすぎて心臓止まるかと思った」「誇りに思う」などと剛腕の投球を称賛するコメントが溢れた。古巣と対戦するファイナルステージでの投球が楽しみだ。(Full-Count編集部)