「Oh My!」では、ステージ中に突然乱入してきた動物の着ぐるみとの対立を描き、「Snap Shoot」では2015年「後で誰かが変わったらここに投げよう」と約束した束草(ソクチョ)の海を背景にステージを作り上げ、特別な時間を届けた。メンバーは「人はいつも変わる」「いつもありがとう、ごめんなさい」と海に飛び込んでいったが、「今までSEVENTEENを愛してくれてありがとう。これからもよろしく」「CARAT(ファンの名称)たちへの気持ちは変わらない」というコメントと共に再びステージ上に姿を現し、ファンは歓呼した。

今ツアーは、初めてメンバーのジョンハン、ジュンを除く11人で披露する公演でもあった。ジョンハンは先月、国防の義務を果たすためメンバーの中で初めて入隊し、ジュンは中国で個人活動を行う。オープニングコメントの際、スングァンは「僕たち13人で」と言い間違え、「11人で」と訂正した。残念がるファンの声が続くと「僕も(メンバーたちに)会いたい」と寂しそうに話した。メンバーたちも「いつも13人だと思っていたから」となだめた。ミンギュは「ジョンハン兄さん、ジュン兄さんのいないコンサートだけど、悲しまないで。いつでも戻ってくる人たちだから、少し残念だと思うぐらいでいてほしい」と話した。

ステージに上がることはできなかったが、ジョンハンは2日間客席で観客としてメンバーとファンたちと共に公演を楽しんだ。彼は電光掲示板に自身の姿が映るとファンに向かって嬉しそうな表情で手を振ったり、ファンが歌う「Adore U」に合わせて踊った。この他にもコンサートの途中に登場したVCRには13人全員が登場し、熱狂的なムードに包まれた。

公演の最後に、SEVENTEENはCARATと共に歩む未来について語った。

S.COUPSは「ジョンハンとジュンが今は一緒にいないけれど、僕たちは必ず再び集まって13人でステージを披露する日が来ると固く信じている」とし、「僕が夢見る最も理想的なチームになるため、あえて『本当に一生一緒にいたい』と言おうと思う。永遠にSEVENTEENとして生きていきたいし、メンバーとしてこの場を守りながら生きたい。その時まで永遠にそばでこのように客席を埋め尽くしてくだされば、とても幸せになれると思う」と挨拶した。

スングァンは「S.COUPS兄さんは一生と言ったけれど、僕は本当にできるだけ、やり遂げられるところまでやって、CARATが見て、本当にやれるところまでやったと感じた時、そのような言葉を聞きたい。一生という言葉があまりにも現実的ではないかもしれないので、僕は本当に僕の膝が生きている限り、最後までやりたい」と願いを伝えた。

ウォヌも「今までもずっとCARATと一緒に旅を続けてきた。これからの旅程も大変なこと、楽しいことがたくさんあると思うけれど、CARATと一緒ならいつも楽しみだ。メンバーとCARATの皆を、とても愛している。これからもよろしくね」と話した。

続いてウジは「いつもSEVENTEENは、最善を尽くして皆さんに会うために努力していることを分かってほしい。それだけ心から愛しているので、愛を見て走っていく人たちを応援してほしい」と伝えた。

ドギョムは「今回の公演を準備していた時、ジョンハン兄さんとジュン兄さんがいなかったので、何か物足りない感じがした。それでも僕たちだけで一生懸命に準備し、CARATたちに会ってよい姿を見せなければならないと思い、デビュー時のコンサートから今までやってきた時間を思い出した。大切な時間だったと思うし、今も感謝しているし、本当に大切な存在だ。『愛してる』と言ってくれて嬉しかった」と涙を流した。

ディエイトは「準備しながらとても心配した。正直、10年間やっているので僕だけじゃなく、みんな寂しい。でも、本当に一生懸命やって、CARATのことだけを考えて、どのような曲を披露すればCARATに喜んでもらえるのか、ダンスもどのようにパフォーマンスを構成すれば喜んでくれるのか、そのような情熱は冷めなかった」とし、「メンバーたちからも力を得て、CARATの前でもっと素敵な人になり、成長した姿を披露するため毎日努力している。CARATたちも、自分の人生を歩む中で、僕たちのそばにいることをいつも忘れないでほしい。いつも一緒だから、これからもずっと一緒にいてほしい」と願いを伝えた。