「ゴールをねらう彼女たち」日本代表チーム(Copyright Ⓒ SBS. All rights reserved.)

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 韓国のバラエティー番組「ゴールを狙う彼女たち~世界観の拡張~」での、日韓戦のラインアップと結果に、関心が集まっている。同番組は、韓国で10月2日と9日の2週にわたり放送された。

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 放送局のSBSが過半期最大のプロジェクトとして立ち上げた「ゴールを狙う彼女たち」日韓戦では、韓国チームはイ・ヨンピョ氏、日本チームは前園真聖氏が監督となってチームを率いた。ピッチでは7人同士で対戦する変則ルールで行われた。

 最初に発表された日本人選手は、フリースタイルフットボールを得意とする、女優の眞嶋優。彼女は中学校時代、サッカー部に所属していたと言い「日本代表としてプレーできる機会は、人生に一度あるかないかだと思うので、絶対に結果を残したい」と自信をのぞかせた。

 続いて公開されたのは、2014年ソチオリンピックで、キム・ヨナと同じ舞台に立った、元フィギュアスケート選手の高橋成美だ。高橋は、「日韓戦は意識してしまう。韓国とはいつも比較されてきた。スポーツに関しては絶対に負けたくない」と意気込んだ。

 3番目の選手は、横山愛子。小学校2年生の時、双子の姉の影響でサッカーを始めた。「エースになれるような活躍をして、チームを勝利に導きたい」と語った。

 韓国代表チームは監督のイ・ヨンピョ氏が、番組のチャレンジリーグの選手から選抜。Kisum、カン・ボラム、キム・ボギョン、チョン・ヘイン、パク・ジアン、ソギ、ホ・ギョンヒが名を連ねた。

 試合開始前のウオーミングアップでひときわ目立っていたのは、日本のキャプテンである横山愛子だった。韓国のエースであるチョン・ヘインと同じ背番号8をつけた横山は、ゴールキーパーの手に当たっても入るほどのパワーシュートで、韓国チームを緊張させた。

 この日、スタジアムを埋め尽くした2500人余りのサポーターの応援熱に、試合を見守っていた元サッカー選手のイ・ユリョン氏は「いや、これ芸能番組じゃないでしょ」と驚きを隠せない。韓国は、予想を上回る日本選手の個人技に戸惑いながらも、徐々にビルドアップを開始したが、日本が先制点を奪った。

 先制点を許した韓国は集中力を高め、強いプレッシャーで相手を困惑させる。イ・ヨンピョプ監督は選手たちに度々戦術を指示し、フィールドプレーヤー4人がラインに並んでシュートの準備をして期待感を見せた。その後、両チームの激しい攻防戦が繰り広げられ、2対2のスコアで前半が終了。

 交代なしで前半を終えた日本は、体力的に苦しい様子を見せたが、前園監督は「疲れても仕方ない。相手も同じだ」と、エントリーを変えずに選手の精神力を強調した。

 後半は序盤から、韓国のゴールが飛び出し、観客を熱狂させる。失点後、日本はさらに守備を強化し、韓国も押されることなく強いプレッシャーで、リードを守ろうとした。しかし、日本は簡単に後退することはなかった。後半3分、横山の速攻でチャンスをつかんだ日本チームがゴールを決め、試合を振り出しに戻す。そして後半10分、日本の眞嶋優が逆転ゴールを決め、試合は3対4のスコアで日本の勝利となった。

 試合終了後、ホ・ギョンヒは「リベンジをしなければならない」と決意を固め、日本の高橋は「早くやりましょう。待っている」と答え、次の試合への期待感を高めた。

(よろず~ニュース特約・moca)