JR東海の丹羽社長は、リニア中央新幹線山梨工区を鈴木静岡県知事が初めて視察したことについて、「大変有意義な場になった」と評価しました。県境を越えたボーリング調査にできるだけ早く着手したいと期待感を示しています。

【写真を見る】「大変有意義な場になった」JR東海社長が静岡県知事の視察に手応え 県境を超えたボーリング調査の早期着手に意欲

<JR東海 丹羽俊介社長>

「静岡県の専門部会でご説明したリスク管理に基づいて慎重に調査を行っていることを現場でよく確認いただきまして、ご理解を深めていただく大変有意義な場になったんではないかと思います」

10月5日、鈴木静岡県知事は、リニア中央新幹線山梨工区で行われているボーリング調査の現場を初めて視察しました。JR東海の担当者から、調査の進捗状況や湧水の計測方法などについて説明を受け、「順調に進んでいることを実感した」と述べました。

<JR東海 丹羽俊介社長>

「できるだけ早い時期に県境を越えて、静岡県内の調査も実施したいと考えておりまして、引き続き山梨県・静岡県をはじめとした関係者の方々との双方向のコミュニケーションの大切にしながら取り組んでまいりたいと思います」

一方、島田市で開かれた国のモニタリング会議の委員と大井川流域の市長・町長との意見交換会では「想定外のことが起きた際の対応などについて意見や要望が出た」として、「県や流域市町との対話を一層深めていきたい」と述べました。