LGエレクトロニクス・ジャパンは10月9日、4K144Hz対応ワイヤレス有機ELテレビの新製品「OLED M4」を発表した。77型の「OLED77M4PJA」および65型の「OLED65M4PJA」の2モデルを用意し、11月上旬から順次発売する。

価格はオープンで、店頭予想価格は「OLED77M4PJA」が990,000円前後、「OLED65M4PJA」が693,000円前後。

OLED M4

「OLED M4」は、無線接続により配線や配置の自由度が高い新時代の有機ELテレビ。4K144Hz映像・音声データを60GHz帯でワイヤレス転送し、端子やチューナーのある「Zero Connect Box(ゼロコネクト・ボックス)」からの無線接続により、コードを気にせず最大10m離れた場所に配置可能。壁掛け用の取り付け金具によりテレビ本体の中に収まる構造で、テレビを壁面にぴったり密着させて設置できる「One Wall Design」を採用した。

壁との隙間ゼロかつ極薄ベゼルでインテリアと調和するデザイン

AIを統合した独自開発の「α11 AI Processor 4K」を搭載し、さまざまな映像ジャンルやシーンをAIが自動で認識して最適な画質に調整する「AI映像プロ」と、AIが映像のジャンルやシーンを分析して最適化されたバーチャル11.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」により、コンテンツに応じた最適な画質と音質を提供する。また、表示された画像を選ぶとAIがユーザーの好みを判別し、8500万通りの中から最適な映像モードを自動で設定できる新機能「パーソナルピクチャーウィザード」を備えた。

また、プレイ環境やゲームジャンルに合わせて画質や設定をまとめて調整できる「ゲームオプティマイザ」や、プレイ中に現在の設定を確認できる「ゲームダッシュボード」など、好みのゲーム環境に設定できる機能を搭載する。

OSは独自の「webOS 24」を採用し、「マイプロフィール」機能でアカウントごとにおすすめコンテンツを表示し、ホーム画面を個別にカスタマイズできるほか、「クイックカード」機能によりアプリをジャンルごとにまとめたカードを自由に編集し、すぐにアクセス可能。また、「webOS Re Program」により、5年間で4回のOSアップグレードが保証される。

端子やチューナーのあるZero Connect Box から無線接続することで、コードを気にせずインテリアを最優先した設置が可能

応答速度は0.1msで、レースゲームなどの速いシーンでも残像が少なくクリアな映像を楽しめるほか、「NVIDIA G-SYNC Compatible」と「AMD FreeSync Premium テクノロジー」にも対応し、快適なゲーム体験が可能だとする。3つのHDMI端子すべてがHDMI 2.1に対応し、eARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポートする。